一昨日、スポーツ庁が新設されました。

スポーツ庁はスポーツ関係者をはじめ多くの皆さんの長年の夢で、4年前に議員立法でスポーツ基本法が成立して以来、検討が重ねられ、今回の発足に至りました。
初代長官には、我が国を代表するトップアスリートである鈴木大地氏が就任しました。
鈴木長官は、日本水泳連盟の会長や大学でスポーツ科学の教授も務めるなど、様々な立場からスポーツに関わってきた方で、その経験を存分に活かし、リーダーシップを発揮していただくことが期待されます。

スポーツ庁は、国民の健康増進や障害者スポーツの充実、青少年の育成、
スポーツを通じた地域おこしや経済の活性化、国際交流や国際貢献など、スポーツ行政を総合的・一体的に推進します。
日本人アスリートの国際競技力の向上も大きな使命です。
日本人選手、チームの活躍は大きな夢や感動を与え、社会に活力をもたらします。
オリンピック・パラリンピックのメダルを増やすことも大きな目標となります。

また、今週、2020年東京オリンピック・パラリンピックについて、開催都市として提案する追加種目が、
野球・ソフトボール、空手、ローラースポーツ、スポーツクライミング、サーフィンの5競技・18種目に決定しました。
国際オリンピック委員会(IOC)が示している、若者の人気や国際的な普及度などの基準等を踏まえつつ、東京大会らしさをアピールするスポーツも選択されています。
私は、法政大学時代に空手部に所属していたこともあって、空手道推進議員連盟の会長を務め、採用に向けて旗を振ってきただけにひとまず安堵の気持ちです。
日本発祥で、世界中に愛好者が1億人いると言われる空手が、東京オリンピックで競技に採用されることは大変意義深いことです。
追加種目は最終的には、来年8月のIOC総会で決定されることになります。

スポーツ庁の発足を契機に、2020年オリンピック・パラリンピックが祝福される大会となるよう一層努めるとともに、国民のためにスポーツの持つ力を最大限活かしてまいります。