今週、第187臨時国会が63日間の会期で開会しました。

安倍総理は所信表明演説の冒頭で、御嶽山の噴火、そして8月の豪雨で広島をはじめ大規模な土砂災害で亡くなられた方々のご冥福をお祈りするとともに、被害に遭われた方々の一日も早い生活再建に全力を挙げることを表明しました。
今国会では、全国の土砂災害の警戒区域の指定や国民への情報提供を進める法案を提出する予定です。

今国会の最大のテーマは「地方創生」です。
安倍政権が発足してから1年10ヶ月、雇用も増え、賃金も上昇し、経済の好循環が生まれようとしています。
この果実を全国津々浦々にまで、行き渡らせなければなりません。
徳島県の外国人観光客が昨年より4割以上増えていること、
「ふるさと納税」をした方にプレゼントしたところ、リピーターが増えて売上を伸ばしている鳥取の地ビール、
さざえカレーが大ヒットし、若者の人口が増えている島根県海士町など、
安倍総理が数々の具体例を挙げました。
地方には、それぞれの個性や魅力があり、まだまだ可能性を秘めています。
創意工夫を応援し、若者にとって魅力ある、町づくり、人づくり、仕事づくりを進めていきます。

もう一つの柱が「女性の輝く社会」です。
待機児童ゼロ、放課後児童クラブの受皿拡大など、これまでの取組みをさらに加速させるとともに、
女性役員数の公表を上場企業に義務付けるなど、国、地方、企業などが一体となって、女性が活躍しやすい社会を目指します。

この臨時国会でも経済の再生を最優先に、与野党との論戦を通じて議論を深め、実り多い国会にしてまいります。