今週、政府は「若者・女性活躍推進フォーラム」の初会合を開きました。
安倍内閣は、若者と女性にチャンスがあり、活躍できる社会を目指しています。
経済を成長させて行く上で、若者と女性が原動力であり主役であると同時に、成長の果実を若者と女性がしっかりと享受できることが重要だと考えています。

前回の安倍内閣でも「再チャレンジ」を全面に出し、「指導的地位に占める女性の割合を2020年までに30%にする」という政府の目標のもと、職業訓練の充実、ジョブカードの創設、仕事と生活の調和(ワーク・ライフ・バランス)、待機児童の解消、女性の積極的な登用などに力を注ぎました。
しかし、長引くデフレや経済の低迷も影響し、若者や女性を取り巻く雇用環境は未だに厳しいものがあります。

このフォーラムでも委員から
1.我が国では一度失敗するとやり直しがしにくい
2.教育投資を行いながら、投資した人材を活用できていない
3.社会人が学び直しが十分にできる環境にない
4.特に中小企業で仕事と子育ての両立が難しい
5.女性の力の活用が遅れている
といった様々な課題が指摘されました。
その上で、関係省庁が連携して、今までの政策をより強力に進めるとともに、抜本的な対策を講じる必要があるとの認識で一致しました。

「再チャレンジ」を打ち出したこと、党三役に高市政調会長・野田総務会長という女性二人を初めて登用したことからもお分かりいただけるように、安倍総理は若者と女性の活躍に強い思いを持っています。
経済を成長させ、雇用と所得を増やす。
その恩恵を、お年寄りの社会保障の充実とともに、若者や女性がしっかり受けられるようにする。
安倍内閣では、経済再生に向けた「三本の矢」の一つである「成長戦略」を夏にも策定する予定です。
その柱の一つとして盛り込むべく、「若者・女性活躍推進フォーラム」は今後、積極的に議論を重ねて行きます。

努力する人が報われる国、誰もが夢と希望のもてる国づくりを目指し、全力で取り組んでまいります。