昨日から自民党の総裁選挙が始まり、安倍晋三、石破茂、町村信孝、石原伸晃、林芳正の5人が立候補しました。
これから全国で遊説しながら政策を競い合い、9月26日に全国の党員、国会議員の投票によって新しい自民党総裁が選出されます。

まず冒頭、野党としての3年間、困難な中で総裁を務めてこられた谷垣総裁に心からご苦労様と申し上げたいと思います。

現在の日本は、国難ともいえる危機にあります。東日本大震災からの復興は遅々として進まず、竹島、尖閣諸島などわが国の領土が脅かされています。
また、長引くデフレ・円高によって経済は低迷し、若い人たちは未来に夢や希望が見いだせないでいます。

私は、日本を立て直し、未来へ導くことのできるリーダーは安倍さんをおいて他にいないと確信しています。
安倍さんは、私が見てきた中でも類まれな能力、気概を持つ政治家であり、確かな国家観とビジョンを持っています。
5年前、総理辞任の原因となった難病も2年前に開発された新薬によって完治し、心身ともに気力がみなぎっています。
 
安倍内閣は一年余りでしたが、占領下で定められた教育基本法を改正し、わが国の歴史、伝統、文化や家族の絆を大切にする教育ができる環境をつくりました。
また、国民投票法を成立させて、憲法改正への道筋をつけました。安倍内閣で、為替レートは1ドル120円、株価は現在の倍の1万8千円でした。
歳出改革にも取り組み、基礎的財政収支の均衡まであと6兆円と増税をせずに財政を健全化させています。防衛庁を防衛省に昇格させたのも安倍内閣でした。

私が安倍さんと出会ったのは、北朝鮮の万景峰号を入港禁止にする議員立法を作ったときです。
安倍さんは以前から主権侵害である北朝鮮拉致問題に熱心に取り組んでおり、横田めぐみさんをはじめ一人残らず必ず取り戻すために、今も地道に活動しています。

安倍さんは出馬会見の中で、日本の領土・領海を、何よりも日本人の命は断固として守る。日本が輝ける新しい朝を迎えることのできるよう、経済を力強く成長させる。このことを宣言されました。

今回の自民党総裁選は次の総理を選ぶ選挙といえます。ぜひ、注目していただきたいと思います。