こんばんは。


1952年4月28日サンフランシスコ講和条約が発効し、連合軍による占領統治が終わって、主権回復しました。
今日はその60周年となる記念すべき日です。
それに合わせて自民党は昨日、日本国憲法改正草案を発表しました。
また、全国一斉街頭演説を約90箇所で実施し、私も横浜駅前で演説しました。

自民党は結党以来、自主憲法の制定を党是としています。
第二次世界大戦終結以降、時代の変化に合わせて諸外国は憲法改正を繰り返しています。
同じ敗戦国のドイツでも58回改正されています。
一方で日本国憲法は一度も改正されておらず、「世界最古の憲法」となっています。
日本国民の手で、時代に合った憲法を作らなければなりません。
結党50周年を迎えた2005年にも、自民党は「新憲法草案」を発表しましたが、当時は国会で憲法を審議する場がありませんでした。

現行憲法は、当時の教育基本法と合わせて、日本を弱体化させようという連合国の意向が強く反映されています。
国の根幹に関わることが占領下で決められたのです。
安倍内閣は、この体制から脱却することに力を尽くしました。
教育基本法を1947年以来初めて改正し、国や郷土を愛すること、伝統文化を大切にすることを盛り込みました。
さらに国民投票法を成立させたことで、衆参両院にに憲法審査会が設置され、憲法改正を国会で議論することができるようになりました。

しかし、民主党政権になって憲法改正の取り組みは停滞しています。
民主党は綱領すら持たず、目指す国家像がありません。
日教組が厳然たる影響力を持ち、憲法改正の議論をすれば分裂しかねないような政党です。
国民、国家を守る意識が希薄で、わが国の主権が脅かされる事態が続いています。
日韓併合100年では自虐的な総理談話を発表しましたが、サンフランシスコ講和条約60年に当たっては何の行動も声明も出していません。
民主党には、新しい憲法によって新しい国のかたちを国民に示すことなど不可能です。

自民党は野党になって、これまでの反省もこめて原点に立ち返り、国民的な議論を喚起しようとしています。
今回の全国一斉街頭演説もその一環です。
昨年8月には4月28日を「主権回復記念日」とする法案を提出しました。
そして、時代の要請に応え、これからの指針となる「新憲法改正草案」を発表しました。
これからも自民党は国のあり方の議論をリードしてまいります。