その日は流石に疲れたのか、外は暗いし何もやることがない事も手伝って眠気が襲ってきた。

列車は揺れるけど、横になってしまえば寝れない程ではなかった。

それより問題なのは『寒い』と言うことだ。


もちろん昼夜の気温差が激しいと言う事でなく、単に効きすぎているのだ。

「エアコン」が・・・。

本当にアジアの旅はエアコンが問題になる。贅沢品の象徴なのか、これでもかと言わんばかりに効いている。

個室の調整をしても差ほどの効果も無い。

日本から用意したストールをまとい、配られた毛布をかけて寝た。さながら冬と言った感じだ(笑。



簡単に眠りに着いたはずだったが、意外なことに夜に目が覚めた。

ほんの2,3時間しか経っていないようだ。

単純な話だ。


トイレ(;´・д・)ゞ



1等車両には前後にトイレがついていた。

どちらも様式ではあるが、しょうしょうの明かりが足りずに暗い感じだ。

はっきり言おう。


『怖い』


いやだって、便座が木製みたいなんだけど妙にてかってるし。

なにより開口部が広いから落ちそうだし。

トイレットペーパーなんて洒落たものがないから、インド式手洗いみたいだし・・・

※インドではコップ一杯の水を使って、左手で洗い流す・・・まあウォシュレットだな。ある意味(-_-;)


だからはっきり言おう。インド旅行には一番重宝するのは・・・


『トイレットペーパー』です


いや、ほんとに。


とは言え、生理現象には勝てないわけだから頑張ってしたんだけど・・・。

なんとかトイレを済ましたら、その安堵感でまた直ぐに寝てしまった。

もちろん寝坊しないように目覚ましは朝の5時にセットした。



地下鉄



「ぴぃぃぃぃぃぃぃぃぴぃぃぃぃぃ・・・・」


と目覚ましがなった。

いや、眠いんだけど(w_-;zzzz


寝る前に乾燥対策でタオルを濡らしておいたのが、既に乾き加減であった。

全く困ったもんである。


日本から持参したウェットタイプの汗拭きで体を拭いて、狭い個室で着替えた。

まあ頭を気をつければスペースは十分だ。


外を見ると段々と明るくなって来ていた。

窓からの景色はデリーと違って、田園風景と言うか、地平線が見えるくらい広かった。




もう直ぐで7時。そろそろ到着の時間だ。

荷物をまとめて準備万端である。




電車とすれ違う。駅が近いのだろうか・・・。

アナウンスを聞き逃さないように緊張モード120%である。

日本の列車のように停車駅が表示されれば便利なんだろうが、そんなものはここにはない。



線路がやたらと増えてきた。なんかバラナシは直ぐそこって感じがする。



なんか街の影も見えてきた。



電車が遠くで待機している辺りが主要駅を感じさせる。


そして駅が段々と近づいてきたようだ。

外は何やら小さいながらも人が住んでいる気配が漂ってきた。

なんとなく貧乏な感じがするが、インドの地方都市はこんなものなのだろうか・・・



踏切がでてきた。直ぐ近くに駅があるんだろう。

道も整備されてきたようだ。




バラナシ。


正式にはヴァーラーナスィーと言うらしいが、英語ではベナレスと言う街だ。

ベナレスとはBenaresで、ヒンドゥ教の聖者の街だかなんだからしい。

期待に胸がわく。


今回の旅の目標はガンガー(ガンジス河)を見ることだから、やっぱり高揚する。



どんどん駅が近づいてきた。

アナウンスはまだない・・・(-_-;)

でも、どんどん近づいてきた。


そして・・・



通過した(;´・д・)ゞ



駅なのか・・・これ( ̄□ ̄;)




丁度そのとき、車掌が部屋の前を通った。

おもむろに呼び止めて聞いてみた。


「ここはどこなんだ」と・・・。

「いつムガル・サラーイ駅に着くんだ」と・・・

※ムガルサラーイ駅はバラナシに行く最寄り駅です。


そしたら車掌さんは言いました。


「遅れてる。あと1時間はかかるぞ」



「ふーん、そうなんだ汗


でもこの時は既に8時。既に1時間も遅れているんだが・・・(-""-;)

いやまあ、インドだししょうがないか・・・。


だってほら、遠くに街が見えるし。



近くでインド人が列車みながら、


「う○こ」してるし・・・



するなよ、インド人(-""-;)


いや、実際に見てるとね


円陣を組んで「うん○」してたり、

一列で列車をみながら「う○こ」してたり、

ホームの端で「○んこ」してたり。


まあ地方のインドの家ではトイレは無いって言うし、

解放的で良いんだけどさ・・・


でも、列車見ながら野う○こしなくても・・・




すげーよインド。



地下鉄




そんなインドに感動していると、個室のドアをノックする音。

何かと思って見ると朝食のデリバリーだった。

彼らはこっちの意思を聞くまでもなく、置いていった。


すげー押し売り(-_-;)


負けたよ。いや丁度腹が減ってたから良いんだけどね。

なんか悔しい。







さすがにカレーは無かった(笑。

薄いパンにチャイ。焼きすぎたポテト。白く見えるのはオムレツ。

やっぱりインドの卵の黄身は白いんだろうか、白いオムレツだ。


味は美味いわけがなく、かといって旅を満喫するのは十分な味だった。


この時は既に9時。まだ着かない。



続く。