知らない国で、いきなりの放置プレー。



誰一人連絡先を控えてきていない。



苛立ちはいつしか不安に変わっていた。




「どうするの?」


「とりあえず待つしかないかぁ」





皆の不安を和らげようと思ったのかどうかは定かでないが、ある男が口を開いた。



「サッカーでもやるか~!」



「は~????」



空港のロビーでサッカーしようと言うのもどうかと思うけど、
手に持ってるボールは、地元の仲間から貰ったであろうサインボール!


ありえない。



アルゼンチンまでサッカーをやりに来る俺たちはサッカー馬鹿かもしれないが、
こいつは筋金入りのサッカー馬鹿だ!

いや、ただの馬鹿なのか?!



ちなみに機内で走りたがっていたのは言うまでもないが、この男だ(笑)




その男は、結局一人でボールを蹴り始めた。





そんなこんなしているうちに

空港の電気が消え始めた。



「やばい」


「さすがにヤバイ」




片言の英語で係員に話しかけてみたが、
彼方も英語は片言しかできない。



お互い片言の英語で話してみたら、日系の友達に連絡をしてくれることになった。




が、



しばらくして空港の入口が閉まってしまった。




どうなるんだ俺ら。。。





つづく





俺たちは、
やっとアルゼンチンに到着した。

日本を離れてから38時間。


さすがに疲れていた。


それでも、現地に着いた時の皆の表情は、希望に満ちていた。




季節は、ま逆。
2月のアルゼンチンは猛暑だった。



そんな中、アルゼンチンの洗礼を痛いほど浴びるとは誰も知るよしも無かった。


15時位に空港に着いたのだが、迎えに来ているはずの人が来ていない。



スーパーマリオ似の日系フィジカルコーチが迎えに来てくれているはずなのにいない。



南米人は時間にゆるいと聞いていたので、
あ~本当にルーズなんだなぁ~っと、気長に待つことにした。




1時間。






2時間。。








3時間。。。



時間は刻々と過ぎて行く。






まだ来ない。



「遅せーなぁー!!」



旅の疲れもあり、みんな少し苛立ち始めていた。








アルゼンチンまでの道のりは言葉の通り、とても遠かった。


成田空港からまずカナダへ渡り、飛行機を乗継サンパウロへ。
サンパウロでまた乗り換えてブエノスアイレスへ。
やっとアルゼンチンに着いたと思ったら、さらに国内線に乗り換え目的地コルドバへ。



かかった時間は何と38時間!!




飛行機を3回乗り継ぐって、何じゃそれΣ(・□・;)

電車だってできるだけ乗り換え少ない方法えらぶのに。。。



時差ボケなんてどうでもいい。
ただの旅疲れ。座り疲れに暇疲れ。。





飛行機内での時間の過ごし方も人それぞれです。


彼女からの手紙を何度も読み返して何度も泣いてる奴がいたり、



彼女から貰った彼女の香水を、何度も嗅ぎながら泣いてる奴がいたり、



身体が鈍る~、機内ででもイイから走りたいって何度も叫んでる奴がいたり、


何度も出てくる機内食を毎回全部残さず食べては寝る。を何度も繰り返してる奴がいたり、




ちなみに一番最後のが俺です(笑)



まぁ~ホントに遠かったぁ~。。



つづく