知らない国で、いきなりの放置プレー。
誰一人連絡先を控えてきていない。
苛立ちはいつしか不安に変わっていた。
「どうするの?」
「とりあえず待つしかないかぁ」
皆の不安を和らげようと思ったのかどうかは定かでないが、ある男が口を開いた。
「サッカーでもやるか~!」
「は~????」
空港のロビーでサッカーしようと言うのもどうかと思うけど、
手に持ってるボールは、地元の仲間から貰ったであろうサインボール!
ありえない。
アルゼンチンまでサッカーをやりに来る俺たちはサッカー馬鹿かもしれないが、
こいつは筋金入りのサッカー馬鹿だ!
いや、ただの馬鹿なのか?!
ちなみに機内で走りたがっていたのは言うまでもないが、この男だ(笑)
その男は、結局一人でボールを蹴り始めた。
そんなこんなしているうちに
空港の電気が消え始めた。
「やばい」
「さすがにヤバイ」
片言の英語で係員に話しかけてみたが、
彼方も英語は片言しかできない。
お互い片言の英語で話してみたら、日系の友達に連絡をしてくれることになった。
が、
しばらくして空港の入口が閉まってしまった。
どうなるんだ俺ら。。。
つづく