(春日井市議会建設委員会2019.3.11)

平成31年度春日井市一般会計予算中

高蔵寺ニュータウン創生事業80,574千円について

末永けい

高蔵寺ニューモビリティタウン構想事業の予算についてお尋ねします。こちらについて、ちょうどことしの平成31年1月から2月、2カ月間ですね、高蔵寺ニュータウンをフィールドとしたモビリティサービスの実証実験が行われました。相乗りタクシー実証実験では、800人のモニターを募集されておりましたけども、実際には何人のモニターが集まったのかお尋ねします。

水野ニュータウン創生課長 モニター登録者は196名でございまして、うち65歳以上の高齢者モニターは132名、18歳以上で公募した一般モニターが64名でございました。

末永けい

800人を募集していた中でモニター登録者は196名ということでございますので、想定よりも大幅に足りてないと思うんですけど。これ、モニター数としては実証実験の成果を得るために十分だったんでしょうか、お尋ねします。

水野ニュータウン創生課長 募集予定人数を下回ったことにつきましては、募集に係る周知・啓発方法などについて改善が必要であると認識しておりますけれども、196名の全てのモニターに対して検証・分析に必要なアンケートを実施しておりまして、研究的視点からも十分なモニター数は確保できたと名古屋大学のほうからは聞いております。

末永けい

今年度にこういった実証実験などの取り組みを踏まえて、来年の施策につなげると思うんですが、今年度の実験を終えての総括とその成果を受けてこの予算にありますように次年度何を行う考えなのかお尋ねをしたいと思います。

水野ニュータウン創生課長 実験の総括といたしましては、乗車の実績につきましては、配車システムや電話予約によるリクエスト件数が82件で、内訳は相乗りタクシーは72件、ボランティア輸送は10件でございました。乗車実績といたしましては、相乗りタクシーでは相乗り乗車が36件、単独乗車が32件、ボランティア輸送では7件の乗車がございまして、全体でマッチング不成立は合計7件でございました。今回の実証実験では、移動距離1.2キロを超える場合に選択される相乗りタクシーのリクエストが多く、中長距離の移動需要が高い結果となりました。次年度におきましては、今回の実験結果を踏まえまして需要分析をするとともに、社会実装に向けて引き続き関係団体等と連携・協力して取り組んでまいります。

【参考】

高蔵寺ニューモビリティタウン構想