(春日井市職員定数条例の一部を改正する条例 末永けい 質疑)

末永けい

第16号議案 春日井市職員定数条例の一部を改正する条例について伺います。
 本議案では,市長部局市民病院以外17人,市民病院が16人,上下水道の事務部局6人,合計39人増とする案になっています。地方公共団体は常に最小の経費で最大の効果を上げ,組織及び運営の合理化に努めなければなりませんので,例えば,部分的に保育士が必要な状況などは理解できなくはありませんが,市全体として職員数が最適化できなくてはいけません。
 そこで,本議案に示された職員定数に関して,市全体として最適化できていますというよりどころがなければ,私としても賛否の判断しかねる状況のため質問をいたします。
 1つ目は,他市では職員定数管理計画を策定しておりますが,本市の計画の有無について伺います。それから,本市の職員定数管理のやり方について伺いたいと思います。
 3点目は,最小の経費で最大の効果を上げて組織や運営の合理化はどのように図られているのか,それを行った根拠についてお尋ねをしたいと思います。

総務部長(長谷川透君) 私からは,第16号議案についての御質問に順次お答えをいたします。
 まず,定員管理計画の策定についてですが,現在本市では定員管理計画は策定をしておりません。
 次に,職員定数の管理についてですが,職員の定数につきましては,各部署からのヒアリングを通して新規事業や継続事業及び廃止事業の状況等を確認し,事業の重要度や必要度を考慮した上で,人員配置の必要性を査定し,各部署に配置する職員数として決定をしております。
 次に,組織の運営及び合理化についてですけれども,最小の経費で最大の効果を発揮させるため,ICTの活用や業務改善による効率化を図っており,事業推進に必要な人員数は,事業の重要性,難易度,特殊性や職員の時間外勤務などの状況を総合的に判断し決定をしておるところでございます。

ひらめき電球これが今どき職員定数管理計画のない自治体の答弁ですが、職員定数計画を策定していないという事実を以てしても、市の後ろ向きな姿勢は市民には見透かされているのです。

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