高齢化が進むなか、春日井市東部のニュータウンやその周辺地区では、買い物や通院、高蔵寺駅への移動手段に現状お困りであったり、将来の移動手段に不安を感じている方々が大勢いらっしゃいます。公共交通網の充実は市東部地区の市民生活には待ったなしの課題であると感じております。また、働く世代や若年層のライフスタイル、家族形態は変化してきており、通勤通学のために高蔵寺駅を毎朝毎晩利用する若年層や働く世代、子育て世代にとっても駅を起点とした公共交通網の充実は強く望まれており、住みたい住んでよかった街として高蔵寺ニュータウンの価値を高めていくためには、公共交通網の充実は最重要課題と感じておいます。

 

高蔵寺リニュータウン計画の中では「交通拠点をつなぐ快適移動ネットワークの構築」は「先行プロジェクトの効果を検証して展開」とされていますが、市東部地区にお住いの皆さまの生活環境や高齢化等の社会情勢を勘案しますと、主要プロジェクトの効果を検証してからというのではなく、今すぐにでも具体的に施策を講じていくべき状況にあります。高蔵寺リニュータウン計画の展開プロジェクトに位置づけられている「交通拠点をつなぐ快適移動ネットワークの構築」を、前倒しして実施することについて、また、主要交通拠点である、高蔵寺駅とセンター地区間をシャトル便で結ぶなどして、輸送力を向上させることについて

(市の回答)

先行プロジェクトでもあります民間活力を導入したJR高蔵寺駅周辺の再整備において調査を行っている交通動向などを見ながら検討を行っていく。また,JR高蔵寺駅とセンター地区間の輸送力の向上についても,同様と考えている。

 

高蔵寺リニュータウン計画で想定している交通ネットワークの範囲についてですが、ニュータウンの区域内だけでなく、周辺の市東部地区全体を含めて施策を展開する必要がある

(市の回答)

高蔵寺リ・ニュータウン計画で想定する交通ネットワークにつきましては,現状としても,ニュータウンの周辺地域を含めた交通体系となっているので,今後も同様と考えている。

 

現在、域内循環バス(サンマルシェ循環バス)、広域基幹バスがありますが、地域では更にきめ細やかな交通ネットワークを求める声があります。勾配のある坂道やバス停までの距離、バスの本数の少なさなどの理由からです。域内循環バスや広域基幹バスなどのバス路線とつなぐ、デマンド交通などきめ細やかな交通需要に対応する新たな交通手段の導入について

(市の回答)

新たな交通手段の確保については,移動手段の充実を図る観点から,調査研究を行っていく。

 

行政が住民のニーズを直接把握することが大事ですので、地域住民の公共交通に対するニーズの調査を各地域別・年代別に行い、また、主要交通拠点である、高蔵寺駅や、センター地区においても交通需要調査を行うことを要望しました。

(H28年6月定例会 末永けい 一般質問)