先般、乳がん検診について新聞報道がありました。「乳がん検診のマンモグラフィー(乳房エックス線撮影)について、多くの自治体では、国が示す形式に従い、異常が見えにくい乳房(にゅうぼう)のタイプでも『異常なし』とだけ受診者に通知していた。」といった内容です。春日井市の乳がん検診の対象者や、実施場所、検診項目、その受診状況について

(市の回答)

 春日井市の乳がん検診は,女性で30歳以上の市民を対象に,毎年個別に受診券を発送している。今年度は,市内の39の指定医療機関と総合保健医療センターで実施しており,また,検診車による集団検診も予定をしている。
 検査は,視触診とマンモグラフィー,または超音波のいずれかの検査を選択することになっており,平成27年度においては,マンモグラフィー検査を6,609人,超音波検査を7,869人の方が受けられている。

 

マンモグラフィーだけでは判別不能な場合において、受診者へはどのように対応を行っているのか

(市の回答)

 マンモグラフィー検査は,初期の石灰化の微細な異常を見つけるには非常に有効ではあるが,若い方や妊産婦など,乳腺組織の密度が濃い方には,異常を判別しにくいという一面がある。春日井市では,撮影の結果,高濃度乳腺により判定が難しい場合には,医師が受診者に状況を説明し,超音波検査の受診を勧めるなどの対応をしている。

 

年齢階級別に女性の部位別がん発症率を見ますと、乳がんは他の部位のがんと比較して、若い年齢から発症率が高くなっています。検診方法の正しい知識の啓発が非常に大切であると考えますので、市役所からも、それぞれの検査方法の特徴について、わかりやすい情報の発信に努めていくよう要望しました。(H28年6月定例会 末永けい 一般質問)