先のH28年9月春日井市議会定例会において、地域ブランド活性化実施業務委託料について質疑を行い、市当局から、「子はかすがい、子育ては春日井宣言」に至った経緯について、説明がありました。春日井市の「子育て支援施策」を新たな地域ブランドとして推進していく上において、行政だけで取り組んでいては、効果は限定的でありますので、市民の皆さまや企業など、民間の方々に、これまで以上に、協力を求めていくよう要望しました。

 

市民の皆さまや民間事業者、NPOとの協働のなかで取り組んでいくことで、本市における子育て施策の更なる充実を図れると考えます。

 

そうした考えのもと、今議会では、春日井市における子育て応援券の導入について、提案を行いました。子育てに関する不安感や負担感の軽減を図るため、子育て家庭に対して、クーポン券である子育て応援券を交付し、子育てに係るサービスや商品を提供している事業者等において、サービス利用や商品購入を行う際に利用できる仕組みです。

 

子育て家庭への経済的支援としては児童手当もありますが、子育て応援券はクーポン券ですので、子育てに使い道が限定され、しっかりと子育てに係るサービス等をお届けできるメリットがあります。

既に応援券を実施している自治体では、任意予防接種、産婦検診、おむつ・チャイルドシート・ベビーカーの購入、乳房マッサージ、タクシー利用、お買い物・家事代行など、それぞれの自治体と事業者等によって、様々な子育てに係るサービスに利用できます。「子育て施策」を地域ブランドとして、市内外へ春日井での子育てのしやすさを子育て世代に発信しようとしている春日井市の考え方にも合致するものですし、民間と行政が一体となって子育てを応援する機運を高める仕組みとして大きな効果が期待できます。(平成28年12月定例会 末永けい 一般質問)

 

(参考)東京都杉並区子育て応援券http://www.city.suginami.tokyo.jp/kosodate/ouenken/about/1005450.html