少し前の話題で恐縮ですが―

 

 今年度のアカデミー賞で、『ゴジラ-1.0』が視覚効果賞を受賞いたしましたね。

(私の島の"モドキ”も心なしか嬉しそうです)

 

 これまで同部門を受賞してきた『アバター』なんかの大作と比べ、『ゴジラ-1.0』

 の予算はかなり少なめなのだそうです。

 

 投入されるお金よりも"注ぎ込む熱量”が勝ったと言えるのかもしれません。そういう意味でも、まさに快挙でございますデレデレ

 

 ゴジラと言えば、日本が生み出した、世界に誇るキャラクターの一つでございます。

 もっと言えば、生みの親である円谷英二監督は、我県の偉人―。

 (上記2点の画像は須賀川市にあるミュージアムのモノでございます)

 ※

 

 ワイドショーなんかで、そのメイキング映像を拝見いたしましたが―

 

 まさに無から、有を生み出しておりましたウインク

 

 終戦間もない銀座の街並みや、セットで作る事など到底不可能な軍艦などが、見事にスクリーンの中に"実在”しておりました。

 

 VFXというのだそうですが、すごい技術でございます。

 ザックリ言えば、精巧な3DCGを実写映像と組み合わせる事なのですね。

 

 その昔、ゴジラと言えば、それこそ円谷監督が生み出しました"特撮”の代名詞でございました。

『ゴジラ-1.0』は全米でも中々評判が良いようですので、そう遠くない将来、ゴジラと言えば"VFX”という感じになるのかもしれません。

 

 ‥‥‥それでふと、しょうもない事を思いついたんですニヒヒ

 

 小説や漫画なんかを映像化する際に、特に物理的に不可能な事情で内容を変更せざるを得ない事がございます。

 

 原作ファンからすれば大変残念なそれらの案件が、VFXを用いることで解決出来るのではないか真顔

 

 まぁ具体的に私の脳裏に浮かんだのは、乃南アサ先生の直木賞受賞作『凍える牙』の事なんです。

 ※

 私の知る限り、コレまで少なくとも2回映像化されている(もっとあるのかな?)この作品―。

 

 確か、主人公の女刑事を天海祐希さんが演じたCS(だったはず)版と、同じく主役を木村佳乃さんが演じたTBSのモノ―。

 

 私は木村佳乃さんの方は実際に見ておりますが、予想していた通り幾つか残念な点がございました。

 

『凍える牙』には、かなり大型の犬種が登場するのですが、TBS版では――カメラワークで工夫しているようは見えましたが―やっぱり小さかった気がしました。

(おそらく、安全上の理由で実際の犬種は使えなかったのだと思われます)

 

(よくみたら、モンハンのワンコも相当デカいな)

 

 そして、クライマックスの舞台(場所)も大きく変更されていました。

 

 これは劇場版『踊る大走査線』の中の台詞のように「レインボーブリッジ、封鎖出来ません」というレベルの話なので"さもありなん”と納得はしていました。

 しかし―、

 

 VFXの技術を投入すれば、こちらの思う通りにならない動物や、無人の幹線道路なんかも作り出せるではありませんか!

 

 まぁ、それでも"ハリウッドの大作と比べれば低予算”という話ですから、日本の2時間ドラマ等の予算で賄えるかどうか‥‥‥。

 

 でも、あの美しいシーンを私の脳内だけでなく実際にこの目で見てみたいんですよね真顔