このところ、めっきり春めいて参りましたね。
すっかり雪も溶け、春の草花(雑草)が顔を出しております。
‥‥‥と言うのは、"あつ森”内の私の島のお話―。
実生活では、先週、二回降雪がありまして、それぞれおよそ1時間半かけて通勤いたしました
まぁ、それらも湿った重たい雪でございましたので、確かに春はすぐそこまで来ているのでしょう
※
それで―、
3月に入りましたので文庫本を何冊か買おうと書店へ行きました。
‥‥‥そう、文庫なんです
私は―主にスペースの都合上―買うのは文庫だけと決めております。
まずは、少し前に読んだ『歌舞伎座の怪紳士』が面白かった近藤史恵先生の作品を手に取りました。
それから澤田瞳子先生の中村義秀文学賞受賞作『孤鷹の天』も購入―。
しかし、これがいけなかった
大型書店でしたので、設置されている端末で『孤鷹の天』のある棚を検索したんです。その時、何とな~く『あの作品、そろそろ文庫になってないかなぁ』みたいなノリで別な作家さんのお名前で、まるっと検索をかけたんです。
すると、私の知らない作品が出てきたんです。
『おお、新作が出ている!』
それでついつい、現物を確認に行きました。
そして‥‥‥
我慢が出来ませんでした
いつもなら、文庫になるのを待つんです(実際、我慢に我慢を重ねて心待ちにしている作品があります)。
でも、帯にある"駒子シリーズ、20年ぶりの最新作”という文言で、私の自制心はあっさり吹き飛びました。
"駒子シリーズ”とは、加納朋子先生のデビュー作『ななつのこ』から続く"3部作”の事―。
私にとって『ななつのこ』は、クライマックスで思わず声が出てしまった数少ない作品の一つ。とても特別な存在なんです。そこから続くシリーズの―。
4作目 20年ぶり
元来、意思薄弱な私には、そのハードカバーを棚へ戻す事がどうしても出来ませんでした。
代わりに、その瞬間まで買うつもりだった《シュリーマンの伝記》を平台へ戻しました(こちらは躊躇なし)。