直近のブログで書かせていただいた「夢見る帝国図書館」―。

 

 本当に面白かったんです。今年の初めに読んで、“年一の素敵な本”と宣言してしまった「モンテレッジオ」に近い感覚で読めました。

 

 まぁ、「夢見る~」はあくまで小説でして、ノンフィクションとは違うんですけどネウインク

 

 洋の東西、書店と図書館という違いはあっても、やはり本好きにとっては胸アツな内容でした。

 

 ‥‥‥それでネ、本編とは別に所々挿入されていた『夢見る帝国図書館』の部分(実際の歴史?)で、紹介されていた文豪・幸田露伴の話に物凄く親しみを感じたんです。

 勿論文豪ですから、私は―

 

 読んだ事がありません真顔

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 でも、名前は知っていましたし、なんなら生き生きと活動している姿も脳裏にはあります。

 

 知人を助けるべく、そして、帝都を護べく奔走している幸田露伴―。

 

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 ハイ、

 私が幸田露伴という文豪の存在を知ったのは荒俣宏先生の書かれた『帝都物語』です。

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 主人公の大蔵省官吏・辰宮洋一郎(映画では石田純一さん)と共に、帝都破壊を目論む魔人・加藤保憲(同・嶋田久作さん)と戦っていた幸田露伴(同・高橋幸司さん)―。

 

 映画の方は、豪華俳優陣と映像技術が話題でしたが、原作はすんごく長くてドロドロしていた記憶があります。

 確か文庫11巻が、実家にありました。

 

 とにかく、文豪や偉人達がゴロゴロ登場する作品でして、三島由紀夫の本名が平岡公威(キミタケ)というのも、この作品で知りました(あと、愛刀? 関の孫六とかねウインク)。

 

 ‥‥‥それで、いきがけの駄賃ではないですが、思い出した小ネタも書いてしまいます(笑)。

 

 物語の序盤(もしくは映画版)で、大きな役割を果たしたロボット・学天則―。

 

 空気圧でもって滑らかに駆動したという日本最初(東洋初)の人型ロボットです。実際にパリ万博にも出品されたそうです(なお、そのまま行方不明に‥‥‥)。

 

 この学天則を製作した西村真琴博士の役を映画版では、博士の次男である西村晃さん(2代目黄門様です)が演じられていました(画像はあくまでイメージです)。

 

 ちなみに、私の本棚に『帝都物語』の外伝がありました。

 

 

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 そんなこんなで、いつもの“最近買った本”でございます。

引き続き、西條奈加先生を買っております。