失敗しない寝具の選びのコツ

 

 

長く寝ることによって

腰痛を引き起こす方もあります。

 

ちょっと腰が痛くなる程度から

いわゆる「ぎっくり腰」のようになる方まで様々です。

 

また、旅行先で

普段と違うベッドや布団で寝たため

 

「なかなか寝付けなかった」

「疲れが取れなかった」

「朝起きたら腰や首が痛くなっていた」など、

 

こんな経験をしたことはないでしょうか?

 

寝方が悪いのか?寝具が合ってないのか?

 

と疑問に思うこともありますよね。

 

環境や体調の影響も受けますが、

寝具の影響も大きいと考えます。

 

寝具(マットレス)を選ぶ際に

重要なのは「硬さ」「寝やすさ」です。

 

睡眠時に、

私たちは平均20回

寝返りをしているといわれています。

 

寝返りをすることで、

血液やリンパ液などの循環を促し、

同じ姿勢でいることで起こる血流の滞りを防ぎ、

 

身体の凝りや固まりをほぐしてくれます。

 

寝返りを多くしている時は、質の良い睡眠をしている

と言っても過言ではありません。

 

この寝返りをするためには、

寝具が適度な硬さをしていないといけません。

 

一般的に低反発のモノは、

反発力が低いため

柔らかく体にフィットするのが特徴です。

 

しかし、

 

柔らかすぎると

寝返りが打ちづらかったり、

お尻が沈み込み腰への負担が増えてしまったりしてしまいます。

 

反対に

 

高反発のモノは、

反発力が高いため硬く、

体をしっかり支えてくれます。

 

しかし、

 

背骨は真っ直ぐではなく、

自然な状態ではS字カーブ状になっていますので、

硬すぎると体圧分散ができず、

 

背中やお尻など同じところへの圧迫が強くなります。

 

腰が浮いてしまうことにより

腰への負担が返って増えてしまいます。

 

実際に、マットレスや布団などの寝心地を体感し、

じっくりと選ぶのが良いですが、

現実には一晩寝ての体験後に購入することは難しいと思います。

 

また、人により骨格や体重も異なりますので、

全ての人に良い商品はありません。

 

年齢を重ねるごとに関節は硬くなります。

 

関節の動きの悪くなった状態で、

硬い布団に寝てしまうと、

無理のある動きや、すき間のできる部分など、

 

負担のかかるところが出てしまいます。

 

硬すぎず、

柔らかすぎない、

 

自分の身体に合った

理想的な寝具を見つけるためには、

横になっているときの理想的な状態を知ることが大切です。

 

 

腰などのすき間のある部分をしっかり支えて、なおかつ腰が沈まない状態が理想です。

 

また、

人によってあお向けで寝たり、

横に向いて寝たり、

 

よくしている姿勢に

合わせた寝具選びというのも重要になってきます。

 

ちなみに

うつ伏せ寝はよくありません。

 

 また、体操などで

関節を柔らかくすることも

予防や痛みの緩和に効果的ですので、

 

朝起きたときの

体の痛みに悩まれている方は、

効果的な体操などを行ってください!

 

 

 

 

 

 

引用文献

【ドクターズコラム】腰痛と寝具の関係をスポーツ医学科からお話します 信賀 幸太郞著

はやしばら整形外科 ためになるコラム 腰痛と寝具のお話 腰痛と寝具のお話2