二人の子どもの方言の習得。 | フランスで日本語育児!あらカンパーニュ。

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フランスの田舎町に住む日本語教師・すー。
フランス人夫と2013年生まれの息子、2017年生まれの娘との4人暮らし。
プロの日本語教師によるバイリンガル育児と日々のつれづれの記録です。

我が家の日本語継承。

その中でも方言継承について、おもしろい!

と年始のセミナーで言っていただいたので、

今日はその話を少し。(5ヶ月越しで泣き笑い)

 

 

我が家の長男11歳、長女7歳。


 

長男は、大阪弁がうまい。

ウチで話す時は大阪イントネーション、ヨソで話す時は標準日本語

という使い分けもお上手。

 

かたや、長女は、基本的に標準日本語。

「そんなわけないじゃーん!」

とふいに言われてカチンときてしまうこともある、大阪人の母泣き笑い

 

 

家族3人で話していることも多いし、

ということは、私と息子は常に大阪弁で話してるはずだし、

なぜ娘がこんなに標準語寄りなのか?

と考えた時に、思いついたこと。

 

 

それは、一つは、大阪への帰省の頻度

現在11歳の息子は、これまでに11回、大阪に帰省しています。

コロナ禍前に10回、その後、2022年に1回。

 

かたや、7歳の娘は、計5回。

同時期の息子は、すでに10回帰省していたことを考えると、

大阪弁体験の量と質、大阪弁への親しみの違いが原因かな

とまずは思い当たります。

 

 

そして、もう一つは、

・・・というかこちらが大きいと思うんだけど、

第一子の息子とは、母子二人っきりで過ごす時間が長かったこと。

 

たまに友達に会いこそすれ、基本的には母子暮らし。

二人でずーっとおしゃべりしてました。

 

二人でどころか、息子が喋り出す前から、ひたすら話しかけてた(笑)

 

 

かたや、7歳の娘は、

 お兄ちゃんとお母さんとの大阪弁会話を聞いていたはずなのに…

 3人時間が長かったはずなのに…

と思ったけど、よく考えたら、

相当の時間を、家族以外の日本語話者がいる場面にも連れ出されていました

 

私たち(母と兄)が標準語で話す場面を見る機会が、

お兄ちゃんに比べて、圧倒的に多かったと思う。

そして、その分、ウチでみっちり大阪弁で語らう時間は少なかったのだと思う。

 

 

その結果の、「第二子、娘は標準日本語優勢」なのではないかと思います。

 

 

そんな娘が最近「大阪弁が上手になりたい!」と頑張っています。

 

とりあえず、語尾は「ねん」「で」「へん」をつけてみる。

大阪弁風のイントネーションにしてみる。

 

 

その努力が微笑ましいんだけど、たまーにイラッとする泣き笑い

     て

 なにし   んねん

 

っていう、文字で書くと合っていそうなツッコミも、

本当は

 

     てん

 なにし    ねん

 

なのよ。ちょっと違うのよ。(あれ、伝わらない?笑)

 

他の地域の人に大阪弁を真似されるのにイラッとする気持ちと似ている(ごめんなさい泣き笑い

 

 

でも、娘の頑張りは微笑ましい!

 

そして、このタイミングで、今夏は2年ぶりに帰省予定!

大阪弁体験を充実させたいと思います爆  笑




昨日は義母と庭のグロゼイユ(groseille/赤スグリ)摘み。

「雨も多いし、早く摘まないと、ダメになるからね〜」

と夕方のお迎えの時に急に呼び止められて一緒に帰宅泣き笑い


一時間、嫁と姑、時々孫娘で、黙々と作業。


天気が良かったので、良い気晴らしになりました!

摘んだgroseilleは、全て義母宅にお届け。

近々、ジャムにしてくれるそうですキメてる