子どもを読書好きにするために。 | フランスで日本語育児!あらカンパーニュ。

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フランスの田舎町に住む日本語教師・すー。
フランス人夫と2013年生まれの息子、2017年生まれの娘との4人暮らし。
プロの日本語教師によるバイリンガル育児と日々のつれづれの記録です。

うちの子たちは本が好き、読書が好き花

 

特に上の息子は、本を読むために朝早起きするぐらい本が好きスター

 

 

こんな話をすると、ほかの親御さんにうらやましがられる。

 

けれど、「本が好きになる」って環境要因が大きいと思うので、

今回は、環境を整えるために我が家でしてきた工夫をご紹介したいと思います!

 

 

 

身近に本をたくさん置く

 

 

とにかく、我が家には本がたくさんあります。

ほとんどが日本語の本で、子ども用だけでも500冊はあると思います。

 

赤ちゃん絵本から、大人のマニアックな雑誌まで。

 

 自分が好きなもの(物語系、特に昔話)

 子どもが好きなもの(乗り物系、妖怪系、伝記、歴史、マンガ)

 興味を持ってほしいもの(自然科学系)

 

幅広いジャンルで取り揃えております!

 

 

日本から買ってきたもの、人様から譲り受けたもの、

いろいろですが、とにかく

本が身近にあって当たり前

という環境を作りたくて、本を集めています。

 

私自身、本が好きで、本から学べることがたくさんあると思っているので、

本への投資は惜しみません。

 

とはいえ、保管場所をとるのが問題・・・

そろそろ電子書籍の導入も考えているところです。

 

 

 

子どもといっしょに本を読む

 

 

これ、大きなポイントです。

 

 

「うちの子、本を読まないんですよねぇ・・・」

というご家庭は、親御さんも本を読まない、という傾向が強い印象。

 

 

そもそも、

親が好きなことは子どもが好きになる可能性が高い。

 

 

料理をする親なら、子どもも家で料理することを当たり前に感じるだろうし、

サーフィンが好きな親なら、子どももサーフィンに連れて行く機会があるだろうし、

読書が好きな親なら、子どもも読書を楽しむ可能性が高い。

 

親が楽しむ姿を見て、「ああ、これって楽しいことなんだ」と子どもも感じられるから。

 

 

反対に、

親が興味を持っていないことは子どもだって好きにならない可能性が高い。

 

 

キャンプをしない親から、キャンプ大好きな子どもはできないだろうし、

サーフィンをしたことがない親だと、サーフィンに興味を持つ可能性は低いし、

読書がきらいな親なら、子どもも読書を楽しいものだとは思えない。

 

※ 大人になって自分で環境を作れるようになれば、嗜好が変わることはもちろんあります。

 

 

まずは、親が読書を楽しむ姿を見せること。

 

読み聞かせをする。

親子で本を読む。

 

我が家では、小さい頃から、毎日、毎晩読み聞かせをしてきました。

寝る前には、ベッドでいっしょに本を読むのが下の娘のお楽しみ。

 

そして、親自身も、本を読む。

 

私は、本からたくさんのことを学べると思っています。

そして、何よりもおもしろい世界がそこにある。

 

子どもの前でも、たくさん読んでいます。

親が好きなことなら、子どもも興味を持つもの。

思春期などの「親が好きなものは全部嫌いピリピリ」状態じゃなければ、好影響があるはずです。

 

 

ちなみに、私の両親は、

それほど読書好きではありませんでした(笑)

 

じゃあなぜ私が本好きになったかというと、

実家の裏に、市立図書館があったから

だと思います。

 

徒歩2分、ほぼ私の本棚状態(笑)

毎週末、長期休みにもしょっちゅう入り浸っていました。

友達と遊ぶのも好きでしたが、その他には、

決まった日時にしか見られないテレビ番組以外、娯楽の少なかった昭和・平成初期の子ども時代。

図書館の本を読むのが大きな楽しみだったのです。

 

「恵まれた環境に育まれた本好き」という例です。

 

 

 

刺激の強い娯楽を減らす

 

 

本というのは、自分から魅力を発信してくれるものではありません。

受け身でいてはそのおもしろさがわからず、

自分から能動的に「読む」という行為をしなければいけない。

 

受け身でいておもしろい、刺激の強い娯楽というのは、

たとえば、テレビや動画、ゲームなどです。

 

 

我が家でもテレビ、映画、Youtubeは毎日見ています。

そもそも、私が好きだから笑

そして、私の仕事中に静かにしてほしいから、というのが一番大きいですが指差し

時間を決めて、見せています。

 

だけど、

我が家には、ゲーム機はまだ導入していません。

 

タブレットにアプリを入れて遊ぶことはたまにあるけれど、入れているアプリは学習系のみ。

 

私自身、漫画もゲームもOKの家庭で育ったので、

ゲームの類も禁止するつもりはないけれど、制限はしたいと思っています。

時間を浪費する大きな要因だから。

一瞬の快楽のために、大事な時間を浪費する人にはなってほしくないからです。

 

 

こういう状況だと、読書が大きな娯楽となります。

暇だからちょっと本を読んでみようかな、となりやすい。

 

 

ただし、上記のうちの方法が正解!と言いたいわけではなくて、

各家庭の環境、親御さんの方針によって、決めていけば良いだけなので、

現状に不満・心配があるのであれば、

実行可能で、今より少しでも良い方法を考えてみましょう。

 

  BESTを目指して身動きできなくなるぐらいなら、

  BETTERを目指して少しずつ実行、そして改善!

 

私の今年のテーマですニコニコ

 

 

 

 

 読書好きな子は、ことばの学びが早い
 

 

 

これは、保育者、海外在住者なら多かれ少なかれ耳にしていることだと思いますが、

実際、そのとおりだと思います。

自分で読書ができるなら、触れる言語の量も種類も質も圧倒的に変わってきます。

 

 

「生まれながらに本が嫌い」なんて子はいないはずです。

生まれ持った特性によっては、活字が苦手ということはあると思いますが、

多くは、家庭環境に育まれたもの。

 

いつもテレビが点いていたら、

いつでもインターネットに繋がれる状態だったら、

子どもが刺激の少ない本に惹かれることがないのは当然です。

 

 

かく言う我が家の課題は

「もっとフランス語の本を導入しないと・・・不安

ということ。

 

本好きの小4(9歳)の長男は、フランスで生まれ育ったにもかかわらず、

「日本語の方が読みやすい」と言います。

まさに環境に育まれた性質・・・日本語に力を入れすぎた母、反省真顔

 

 

家庭環境を見直して、子どもといっしょに読書習慣を作っていきましょうスター