氷が張る。 | フランスで日本語育児!あらカンパーニュ。

フランスで日本語育児!あらカンパーニュ。

フランスの田舎町に住む日本語教師・すー。
フランス人夫と2013年生まれの息子、2017年生まれの娘との4人暮らし。
プロの日本語教師によるバイリンガル育児と日々のつれづれの記録です。

年末から寒い日が続くフランス。
日中でも2、3度までしか上がらない日が続いています。
新学期早々、喉風邪を引いて声が出なくなった娘、今日は幼稚園を初欠席しました
喉が痛いと夜中に起こされた母も眠くて辛い1日だった…
けど、一緒にめいっぱい遊び、ご機嫌で過ごした午後にはだいぶ元気になっていました。

話は変わりますが、
フランスの町・村には、fountainと呼ばれる、こういう水場がよくあります。
Eau potable と書かれていれば、飲料用。サイクリング中の人がよく水筒に詰めています。何も書いてない場合は、飲まない方がいいかな。
これは確か大晦日の夕方5時ごろ。
最近はずっと氷が張っていて、日中に溶けないと、どんどん分厚くなっていく!
(通学路なので、ここを通る子どもらが割っていくんだけど・笑)
手が冷たくなるのもお構い無しで、うちの子どもたちも大喜びで氷をツンツン突いたり、割ってみたり。

じゃっじゃーん!
こんなことしてるから、大人の足で5分の距離に20分もかかるんですよびっくり


でもこうやって自然、季節を感じることを始め、
いろいろな経験を重ねておくことは、きっと大きくなった時に「見える世界」「理解できる世界」を広げる助けになると思います。

たとえば、水は表面から凍っていくことを実体験として知っている。
理科の授業で習わなくたって、「そりゃそうでしょ?」って思える。
自分の中の「あたりまえ」をどんどん築いていく

私は、学校教育にどっぷり浸かり、勉強も好きだったので、学校から学ぶことが多い子どもだったと思います。
学校教育を疑うこともなかった。
正しいことを教わっていると思っていた。

だけど、実際の世界はもっと広いわけで、教科書に載っていないことがたくさんあるわけで、そもそも教科書が100%正しいという保証はないわけで、そういう場面に出会した時に身を助けるのは経験+知識に基づく考える力だと思うのです。

知識はその気になればいつでも学べるけど、経験は小さいうちから積んでおくに越したことはない。
そこから直感的に体感できることを増やしておこう。

そんなことを思いながら、日に4回の登下校になるべく気長に付き合うことにしている母なのでした。