自由はその手に | 須藤峻のブログ

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すどうしゅんによる、心の探究日誌。
生きることは不思議に満ちてる。自由に、自在に生きるための処方箋。

自由に、自分の生きたいように、生きる。
そのために、することは、シンプルです。

今回は、何かを終える、辞めるというテーマについて
書いてみます。


例えば、会社を辞めたい。でも、辞められない・・・

よくあるシチュエーションですよね、
僕も、相談を受けることが、けっこうあります。

先に書いておきますが、
僕は、会社を辞めることが良いとも悪いとも思っていません。
あくまで、
・~したい but できない 
という状態を打破する・・・ということについての事例として読んでください。



さてさて、理由はいくつか考えられます。

辞めたらどうなる?
 → 経済的に困窮してしまう・・・
  → 生活費が払えない
   → 生活ができなくなる

 → 今より良い環境に巡り会えるか不安・・・
  → もっと悪い環境に行ってしまう不安
   → 結局、後悔するのではないか。

このような感覚が出てくるのであれば
自分の中に、
・やりたいことで生きて行くのは、難しい
・仕事は、我慢するもの!!
といった自分ルール=信念があるということです。
また、
・自分には、力がない
・自分には、価値がない
・自分は、自分の人生を作り上げていくことができない
といった信念があるのかもしれません。

僕らは、このような信念を持っていると、
そのような現実を経験します。

ですから、自分の中に、矛盾する感覚が生まれてきたのなら
自分の中に不要な信念があり、それを手放す準備ができたことを意味しています。

そのような自分の信念を、書き換えることができた時、
辞めるのに、なんの勇気もいりません。



もうひとつのバージョン。

辞めたいけれど、できない
 → 周囲に反対される、迷惑がかかる
 → 上司にダメと言われる
 → ルール上、できない。

この場合、テーマは、二つ。
「誰かの期待を生きるのを、辞める」ということ。
「良い子」を辞めること。
もうひとつは、
「被害者」を卒業するということです。

まず、良い子を辞めること。
・周囲の期待を裏切る
・上司や会社のルールを無視する
ことで、自分の評価は失墜するかもしれません。
「悪い子」になるわけです。

信頼を裏切る。
すると、あなたは「見捨てられる」でしょう。
ダメな人と烙印を押されます。

それが、恐れの本質です。
よく思われたい。
悪く見られたら・・・捨てられる・・・
そう、「見捨てられ恐怖」と呼ばれるモノです。

断りたいけど、断れない。
そんな状態は、この恐怖によって作られます。

この場合
・良い子じゃないと、価値がない
という信念を、自分の中に見つけ、変えていくことになります。
未完了の感情や、記憶とともに。
多くの場合、幼少期の出来事に触れていくことになります。

僕も、なかなか、苦労しました。


さて、被害者からの卒業についても、書いておきます。
・~だから、~できない。
という文法で生きている限り、
僕らは、自分の人生の主人公になることは、できません。

書き換えてください。
・私は~したくない。だから~という状況を作り出した。
ということです。

あなたは、会社を辞めたくないのです。
辞めるのが、怖い。
だから、辞められない理由を、懸命に作り出すのです。

それ以外の形で、現実を経験することは、
僕らには、ありません。

さて、すると「辞めるのが怖い・・・」という形に戻ってきましたね、
・~したら、~になる。
という信念の問題だということです。

・会社を辞めたら、生きていけない
という信念があるから、恐怖が出てきます。

それを、書き換えるだけです。

繰り返しになりますが、
僕らは、信じている通りに、世界を経験します。

・会社を辞めたら、生きていけない
と思っていると、
会社を辞めて、困ってしまうことなります。
思った通りに。

・会社なんて辞めても、まったく大丈夫!
と信じているのなら、会社を辞めても、生活が成り立っていくでしょう。
ただ、思っている通りに、現実を体験するということです。

これらの「信念」は、
心の深い場所に存在していることもありますので、
一朝一夕では、書き換えができないこともあります。
でも、プロセス自体は、同じです。

サポーティブなテクニックは多々ありますけれど、
今日は、構造のお話にとどめておきましょう!


さて、この文章が、伝えたいこと。
それは、「僕らは、完全に自由だ」ということです。
僕らは、今、この瞬間、自由なんです。

無限の可能性と、際限ない自由が、そこにある。
世界の側には、それが用意されているんです。

自分が、自分を縛る鎖を放てば、
僕らを縛るものは、どこにもありません。

・期待に応えたい
・人を傷つけたくない
・努力をしなくてはいけない
・迷惑をかけてはいけない
・優れた存在でなくてはいけない ・・・

すべて、ただ、自分が自分を縛っている鎖です。
そして、鍵は、自分の手の中にあるのです。

今、この瞬間、あなたは、100%自由です。
無敵です!!無限です!!なんの制約も、制限も、ない。

そのことを、覚えておきましょう。