コーヒーを飲みながら、皆さんのブログを読んだり、自分のブログ記事を書いたり、まったりしていたある日の正午。
お昼休憩に入った彼から電話がかかってきました。
午前中、何してた~?


洗い物して、洗濯して、後は、ブログ読んだり書いたりしてた。
ふ~ん。今度のブログは何について書くの~?


アンタの顔のこと。
は?

ということで(?)、今日は彼の顔について。
前回の記事にもチラッと書きましたが、年末に彼の従姉一家に会いました。
彼の従姉には、もうすぐ3歳になる娘さんと3か月の息子さんがいます。
子供好きな私は、3か月の赤ちゃんに会えるのを楽しみにしていました。
従姉一家が到着した直後。
挨拶をしにラウンジに行くと、彼のお母さんが赤ちゃんを抱っこしていました。
「可愛い~!」と彼と一緒に近づくと、赤ちゃんがニコニコ顔
に。
「あら、数独のことが好きみたいね、この子!」と彼のお母さん。
でも、私は気付いてしまったのです。
赤ちゃんが見ていたのは、私の顔ではないということを。
赤ちゃんが笑顔を向けていたのは…、
そう、私のすぐ隣にいた彼。
しかし、その時は特に気にせず、抱っこさせてもらったり、赤ちゃんの可愛さを満喫しました。
その日の午後、彼と2人でベッドの上でゴロゴロしていると。
彼のお母さんが「ちょっと子守りしてくれない?」と赤ちゃんを私たちのもとに連れてきました。
とりあえず私たちのベッドに寝かせ、寝返りを打とうとしているのを観察したり。
ぐずったら、私が抱っこしてあやしたり。
「なんか踏ん張ってるけどウンチしてるのかな?」と彼と焦ったり。
そんなこんなしてる間に、私はまた気付いたのです。
彼の顔を見ると、赤ちゃんがニコニコすることに。
私相手だと、こちらがいくらあやそうとしても、無表情なのに。
彼が赤ちゃんにニコッと笑いかけると、赤ちゃんもニコッと返すのです。
まさに、『彼→、私→
』といった感じ。
彼が最後に従姉に会ったのは約10年前。
なので、彼も私も、この赤ちゃんに会うのは今回が初めてです。
にしても、このギャップ。
明らかに、私の顔よりも彼の顔を好んでいるようです。
「彼の顔に良く反応するのは、ニュージーランド人の顔に慣れているからじゃない?」と思ったそこのアナタ!(誰も思っちゃいない)
確かに、赤ちゃんの両親、祖父母、親戚…、み~んなニュージーランド人です。
見慣れないアジア系の顔にびっくりしているだけかも、と思いたくもなります。
しかし!
この仮説を覆す事例があるのです。
それは、日本に一時帰国した4年前のこと。
当時、私の甥っ子は5、6か月ぐらいでした。
もちろん私の甥っ子は日本人。
私の彼に会うまで、外国の方に会ったこともないと思います。
それなのに!(落ち着け)
私の甥っ子は、彼の顔を見てよくニコニコしていました。
まぁ、おかげで甥っ子の可愛い写真がたくさん撮れたのですが
彼と甥っ子、見つめ合ってニコニコしている写真。
甥っ子をあやしながら彼が撮ってくれた一枚。
顔隠しの加工をするのがもったいないくらい、ニコニコ顔の可愛い甥っ子。
彼の顔を見るのが好きだったようなので、子守りの時は、私が抱っこし、彼があやす、という担当に分けていました。
私の甥っ子も、彼の従姉の息子も、彼の顔が好きなよう。
つまり、赤ちゃんが日本人だろうが、ニュージーランド人だろうが、関係なさそうです。
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彼の顔を見て赤ちゃんがニコニコする。
実はこれ、私の中では納得できる現象なんです。
だいぶ前のことですが、大学で心理学を勉強していた時。
発達心理学の単位を取っている際、「赤ちゃんは美しい顔立ちを好む」という内容の論文を目にしたことがありました。
美人な女性と美人ではない女性の写真を赤ちゃんに見せたところ、研究に参加したほぼすべての赤ちゃんが、美人な女性のほうの写真を長く見つめていたとのこと。
(もちろん、2つの写真の明るさや彩度に違いがないように調整しての実験です。)
その理由として挙げられていたのは…。
一般的に言って、「美男美女」と人間が感じる顔は、左右対称で整っている顔立ちであることが多いようです。
そして、人間は生まれつき、左右対称で整ったもの、綺麗なものを好む傾向があるそう。
つまり、赤ちゃんが整った顔立ちを好むのは本能であるということ。
また、周囲の環境から常に情報を収集している赤ちゃんにとって、整っている顔のほうが情報を集めやすいとも書いてありました。
グチャグチャ(!)なものからよりも、綺麗に整ったものからのほうが情報収集しやすいというのは、確かにそうかもしれません。
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私としては、赤ちゃんに軽くブサイク判定されたような気分ですが
まぁ、第一印象が「顔立ちが彫刻みたいに整っているハンサムな人だなぁ」だった彼が相手では仕方ない。
もし私が赤ちゃんの立場だったら、確かに、私の顔より彼の顔を見ていたいですもん。
彼の顔は赤ちゃんに好かれる顔かもしれませんが、抱っことなると話は別。
私の甥っ子は彼に抱っこされると、緊張した面持ちになっていました。
それが理由で、抱っこは私が担当、あやすのは彼が担当、という子守りのシステムができあがったわけです。
顔はともかく、少なくとも赤ちゃんに好かれるカラダを私は持ってるぞ!
(肉付きがよくて、ただ抱かれ心地が良いだけかもしれませんが)