ニュージーランドってどんなもの食べるの?と聞かれることがしょっちゅうあるのだけれど、答えに毎回困ってしまう。

 

なぜなら、いろんなものが食べれるから!

 

外食するなら、日本食、中華料理、台湾料理、韓国料理、タイ料理、ベトナム料理、マレーシア料理、イタリア料理などなど…。

挙げればきりがない!

 

うちごはんも、ニュージーランド人の彼が料理上手なのと、様々な食材が手に入るおかげで、レパートリーが豊富。

 

食べログでそんな私の食生活を紹介したいと思います。

 

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先週の金曜日の夜から昨日(月曜日)の朝まで、泊まりで、彼の甥っ子2人の面倒を見ていました。

彼は子供の扱いも上手だし、大事なことは私と相談しながら決めてくれるので、良いペアワークが出来ているな、と甥っ子たちを預かるたびに感じます。

 

ご飯を作ったり、鉄拳という格闘ゲームが好きな甥っ子たちと対戦してあげたり、就寝時間になったら2人を寝室に追いやり、寝かしつけたりするのが彼の担当。

どんなアクティビティをするか、どこに遊びに行くか、などの情報収集、就寝前に甥っ子たちを落ちつかせるために見せる映画の確保、出かける時の運転、テイクアウトを取る場合、注文からお店に取りに行くまでの過程などは私の担当。

実際に甥っ子たちの面倒を見るという負担は彼へのほうが大きい気がしますが、その代わり、私もサポートできるところはするようにしています。

 

とまぁ、二人三脚で頑張るものの、10歳と8歳のやんちゃ盛りの男の子2人の面倒を見た後は、彼も私もクタクタ。

月曜日がお休みの私は、甥っ子たちを学校に送ってから、一週間分の買い物をし、我が家に帰ったら、眠気と闘いながら、お泊りで持っていった私たちの服や荷物を片付け。

その後、半日ぐらいはゆっくりできました。

 

一方の彼は、月曜日なので、いつも通り出勤。

「働く気力がない~」と日中呟いていました。

先週の金曜日に仕事を終え、そのまま甥っ子達を預かったので、週末はなかったも同然。

そりゃ疲れているでしょう。

 

そんな彼、「自分たちへのご褒美として、今晩はおいしいものを食べに行こう!」と提案してくれました。

そして、「週末はお互い相手にイライラしたこともあったから、俺と数独の絆を深めるためにも、一緒に美味しいものを食べて、楽しい時間を過ごそうね ちゅー」と、可愛いことを言ってくるではないですか。

 

確かに、疲れからか、些細なことで言い合いになり、ピリピリと喧嘩っぽい雰囲気になったことが1回ありました。

すぐに持ち返したので私は特に気にしていませんでしたが、彼は、2人で何か特別なことがしたい、と思ったようでした。

優しい彼、そして、甘やかされる私 照れ

 

さて、仕事を終えた彼を夕方5時に迎えに行き、まず向かったのがショッピングモールのフードコート。

「フードコートなんて、全然特別感がないじゃん 指差し」と思ったそこのアナタ!(誰も思っちゃいないよ。)

実は、彼も私も、フードコートでご飯を食べながら、人間観察するのが大好きなんです。

 

ということで、7時に閉まるというフードコートに、5時過ぎに向かうと。

 

閑散としていて、ほとんどのお店が閉店モード。

お客さんも数えるほどしかおらず、人間観察などできやしない。

私が食べたかったお寿司も売り切れ。

他のお店も閉まる直前のような雰囲気を醸し出していました。

 

店が早く閉まってしまうのは、ニュージーランドあるあるのことなので、多少覚悟はしていましたが。

ちょっと期待していたので、残念。

 

諦めてフードコートを後にし、彼が提案した中華料理店に向かうことにしました。

いろいろな店が並ぶショッピングセンターの角っこにあるお店です。

 


その名も、上海中華レストラン(Shang Hai Chinese Restaurant)

 

 

入ったことは一度もありませんが、前々から少し気になっていたお店。

ちょっと不安ではありましたが、店頭においしそうな料理の写真がいくつかあったので、意を決して入店。

 

おひとりさまの女性客が2人いただけで、とっても静か。

だ、大丈夫か…?とちょっと心配になりましたが、時間はまだ5時半。

これから賑わうかもしれません。

 

 

店の入り口と客席があるホールの間に、こんな壁(?)があるので、外からは店内の様子が一切分かりません。

 

 

ただ、この壁のおかげで、外の喧騒が遠のく感じがして、落ち着いた雰囲気が醸し出されていました。

そんな静かなお店の雰囲気は私たち好み。

おひとりさまのお客さんが早めの晩ご飯を食べるには最適な場所かもしれません。

店の内装もシンプルで、かなり良い第一印象でした。

 

店員さんが持ってきたメニューがこちら。

 

 

中国語と英語の表記があり、裏側にもメニューがびっしり書かれていました。

メニューに載っている品数がとてつもなく多くて、少し不安になる彼と私。

いろいろ手を出し過ぎて、店としての方針が決まってないのかしら(大きなお世話)なんて思ってしまいます。

 

メニューと同時に渡されたのが、こちらの本。

 

 

別のメニューなのかな、と開いてみると…。

 

 

そこには料理の写真が載っていました。

かなりのページ数があり、すべての料理とまではいきませんが、さまざまな料理の写真が載せられていて、どんな感じのものなのか写真で分かります。

 

これは助かる!

 

中華料理店、特に、ガチの中華料理店って、英語で料理名が書いてあっても、どんな料理なのか全く見当がつかないパターンが多いんですよね。

写真を見ることによって、イメージが湧きやすく、注文もしやすい!

 

と言いつつも、どの写真も美味しそうで悩みに悩んでいると、店員さんが「お決まりですか?」と近づいてきました。

「あ、まだ考え中なので」と答えると、相当悩ましそうに見えたのか「決めるのが難しいようでしたら、お手伝いいたしますよ」と優しいお声がけ。

お店の雰囲気も良かったのですが、店員さんの接客も素敵。

 

せっかくなので、人気の牛肉料理を教えてもらい、提案されたいくつかの牛肉料理のうちから一つ注文しました。

 

注文を済ませ、彼とたわいもない話で盛り上がっていると。

お客さんがどんどん来店!

一気に3つ、4つとテーブルが埋まっていきます。

また、ウーバーイーツ(Uber Eats)の配達員のような人もテイクアウトの料理を引き取りに来ている感じだったので、結構繁盛しているよう。

心配しなくても大丈夫でした。

 

さて、まず運ばれてきたのがこちらの麺料理。

『Polished sticky rice noodles with pakchoi and sliced pork(青菜肉丝炒米粉)』という料理名。

日本語に訳すと、『豚肉と青梗菜の白もち米麺炒め』って感じ、かな?

 

 

ちょっと味付けが薄かったので、テーブルに置いてあった醤油を少しかけて食べたら、もう完璧!

麺がとてつもなくモチモチで、たまらなくおいしい!

豚肉も、これって本当に豚肉?!と思うぐらいプリプリしていて柔らかく。

どんどん箸が進みます。

 

次に運ばれてきたのは、店員さんがおススメしてくれた、大皿の一品。

『Poached sliced beef and yellow bean sprouts with Sichuan hot chili oil(水煮牛肉)』という料理です。

日本語で言えば、『牛肉ともやしの四川風辣油煮』といった感じでしょう。

上で紹介した写真付きのメニュー本の写真はこんな感じ。

 

 

実際に運ばれてきたのはこちら。

写真よりもおいしそう!

 

 

大きさの対照として、湯呑みと麺料理のお皿を入れて、写真を撮ってみましたが。

大皿の大きさ、伝わるでしょうか?

 

 

一見めちゃくちゃ辛そうに見えますが、程よい辛さで、とてもおいしかったです。

甘さは、マイルド(小辛)、ミディアム(中辛)、ホット(大辛)から選べて、私たちは、安全なミディアム(中辛)を選びました。

ホット(大辛)でも大丈夫だったかも、と彼は言っていましたが、一気に辛さのレベルがあがりそうなので、中辛で良かったと思います。

 

この牛肉料理には、中国原産の調味料である「花椒」が大量に入っていました。

花椒(かしょう・ホアジャオ)とは山椒の仲間で、舌が痺れるような刺激的な辛さがあります。

彼も私も、この四川料理独特、そして、花椒独特の痺れるような辛さが大好き。

ただ、間違えて花椒の実自体を噛んでしまうと、口の中の痺れが半端ないことになるので、必死に花椒を取り除きながら食べました。

本場の人は大丈夫なのかな?

 

牛肉は、すごい柔らかいというわけではありませんでしたが、噛めば噛むほど味が染み出てきて、全然気にならない。

というか、噛み続けたい!(何)

クタクタのもやしにも味がしみ込んでいて、美味しくいただきました。
 

そして、デザートには、『ゴマ団子』

値段を見て、やめておこう、と躊躇った私でしたが、「自分たちへのご褒美だから!」と彼が注文してくれました。

 

 

アヒルの器が可愛すぎる…。

熱々で運ばれてきて、もちろん美味しかったです!

頼んでよかった~。

 

さて、お値段のほうは。

 

豚肉と青梗菜の白もち米麺炒め:1,530円($17.6)

牛肉ともやしの四川風辣油煮:2,830円($32.6)

ゴマ団子:940円($10.8)

合計:5,300円($61)

 

このお値段、ニュージーランドではそんなに悪くないかな?

自分たちへのご褒美だから奮発しよう、と思っていたので、どちみち値段に関しては目をつぶる予定でしたが、料理の味といい、量といい、お店の雰囲気や店員さんの接客といい、十分満足な価格設定でした。

 

再来店は確実です。

今度はJ君と3人で行こうかな~。