ニュージーランドってどんなもの食べるの?と聞かれることがしょっちゅうあるのだけれど、答えに毎回困ってしまう。

 

なぜなら、いろんなものが食べれるから!

 

外食するなら、日本食、中華料理、台湾料理、韓国料理、タイ料理、ベトナム料理、マレーシア料理、イタリア料理などなど…。

挙げればきりがない!

 

うちごはんも、ニュージーランド人の彼が料理上手なのと、様々な食材が手に入るおかげで、レパートリーが豊富。

 

食べログでそんな私の食生活を紹介したいと思います。

 

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一カ月前、「新しいうどん屋さんに行ってきたよ。10点満点のおいしさ!正真正銘の日本食レストランで、かなりおススメだから、是非行ってみて!」と彼の友達からメッセージが入りました。

 

ベジタリアンの彼女は、野菜のかき揚げうどんを食べたようで、メッセージにはその時の写真も添えてありました。

 

お、おいしそう!

 

お店の名前は、ワイカトうどん(Waikato Udon)

今年の6月頃にオープンした、かなり新しいうどん屋さんです。

 

私たちが住んでいる町ハミルトンには、日本食レストランはいくつかあるものの、うどんがメインのお店はないので、私と彼は興味津々。

また、料理上手な彼ですが、手打ちうどんだけは、いまだマスターできておらず。

何度も挑戦していますが、いつもイマイチの出来なので、結局冷凍うどんに頼っています。

ということで、手打ちうどんを食べてみたい!というのもありました。

 

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早速、彼と2人で、ある日曜日のランチに行ってみました。

テーブル席とカウンター席がありましたが、そこそこお客さんがいて、空いていたのはカウンター席のみ。

料理が作られる過程を観察できるので、カウンター席のほうがむしろ嬉しかったりします。

 

 

スタッフは、日本人の男性と女性の二人のみ。

たぶんご夫婦で経営されているのだと思います。

旦那さんが主に調理をしていて、奥さんは調理補助に加え、注文を取ったり、お会計をしたり、食器をさげたり、テイクアウト用の商品を準備したり。

お二人でテキパキと動いておられました。

 

メニューには、タルタルとり天うどん、かき揚げうどん、スタミナうどん、カルボナーラうどん、カレーうどん、ざるうどん、などなど。

親子丼、牛丼など、丼物もありました。

 

彼が注文したのは、肉うどん。

牛丼のトッピングのような味のついた牛肉、卵、かぼちゃの天ぷらがのっています。

 

白米が欲しくなるぐらい、牛肉にはしっかり味がついていて、うどんのつゆが負けてしまった感じでした。

もうちょっとあっさりした味付けのほうが、うどんのつゆとの相性が良かったかもしれません。

または、うどんのつゆ無しで、牛肉のトッピングのみでも十分おいしくいただけたと思います。

 

私が注文したのは、タルタルとり天うどん。

タルタルソースがのったとり天、かぼちゃの天ぷら、レタスがトッピングされていました。

 

揚げたてのとり天は、衣はサクサク、中の鶏肉は肉汁がたっぷりでジューシー!

かぼちゃの天ぷらもサクサクで、うどんのつゆによく合います。

ただ、食べていくうちに、タルタルソースがうどんのつゆに混ざってしまい、またしても、うどんのつゆがタルタルソースに負けてしまった感じが。

とり天とタルタルソースは別皿でもらえばよかったな、と思いました。

 

肝心の手打ちうどんですが、はっきり言って、微妙でした。

うどんというより、小麦粉の生地を食べている感じ。

彼の失敗作のうどんと似たような感じの食感だったので、私も彼もかなりガッカリしました。

 

彼の友人が「10点満点のおいしさ!」とは言ったのは、なぜ?

ニュージーランド人には、これも美味しいうどんとして通用するのか?

彼の失敗作のうどんとそっくりだったのはなぜ?

もしかして、ニュージーランドでは、おいしい手打ちうどんを作ることはできないのか?

水が違う?小麦粉が違う?塩が違う?

 

様々な疑問が頭に浮かび、店を出た瞬間に、彼と話が盛り上がりました。

いろいろ話した結果、うどんは微妙でしたが、トッピング自体(とり天、牛肉、かぼちゃの天ぷら)はとてもおいしかったので、もう一度だけ試してみよう!と決めました。

 

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後日、友達のJ君を連れて、ディナーで再来店。

お客さんが数人いましたが、前回来店したランチの時よりも、断然落ち着いていました。

 

3人とも、カレーうどんを注文。

 

うん、カレーのいい香り。

小ライスもついてくるなんて、全部食べきれるかな?とも思いましたが、とりあえずもらっておきました。

 

ドキドキしながら、うどんを口に運ぶと…。

 

お、おいしい!

 

前回のうどんとは、全く別物。

コシがあって、これぞ、手打ちうどん!

つるつるっと箸が進みます。

 

途中で、隣に座っていた彼と目を合わせ、二人でついニヤリ。

おいしくて、嬉しくて、お互い笑みがこぼれました。

 

うどんを食べ終わった後は、残ったカレーに小ライスを投入。

「食べきれないだろう」と思っていたにも関わらず、一粒残さず完食しました。

久しぶりに食べたカレーうどんは、懐かしい味がして、お腹もココロも大満足。

 

後日、またカレーうどんが食べたくなったので、彼と2人、ランチで再々来店しました。

やっぱりおいしかった!

 

となると、疑問に思うのは、初めて来店した時のこと。

1回目のうどんは何だったんだろう?

あれは夢だったのか?幻だったのか?

 

うどんのあまりの豹変ぶりに、謎は深まりますが、おいしいうどん屋さんを見つけられたので、あまり気にしないことにしておきます。

 

お値段のほうですが、他の飲食店より良心的な価格設定だと思います。
かき揚げうどん:1,270円($15)
肉うどん:1,650円($19.5)
タルタルとり天うどん:1,780円($21)
カレーうどん:1,560円($18.5)

 

これからも、カレーうどんを食べにちょくちょくお邪魔することになりそうです。