公文教室での仕事が終わるのは、夜の7時半頃。

夏場はいいのですが、冬だと、家路につく頃には外がもう真っ暗。

安全面を考えると自転車で帰るのは賢明とはいえません。

 

車が一台しかない我が家。

彼に車で迎えに来てもらってもいいのですが、ガソリン代がもったいない。

また、仕事が終わる時間がその日によって違う私のお仕事。

7時に終わることもあれば、8時近くになることも。

彼は5時半~6時頃に帰宅するのですが、私を迎えに行くというおつとめが残っていると、いつお迎えの催促が来るか分からないので、帰宅後ゆっくりできない。

一日のお仕事を終えて帰宅したら、の~んびりしたいもんですよね。

 

彼のお仕事は朝9時から夕方5時までなので、彼が代わりに自転車通勤をしてもいいのですが、朝起きてすぐに自転車通勤は大変。

会社に着いてから、仕事のメールなどをチェックしながら朝食とコーヒーを楽しむ彼。

朝から自転車通勤となると、出勤前に朝ご飯を食べなければいけないので、今より30分以上早く起きなくてはいけません。

 

ということで、最近のパターンはこちら。

朝8時半頃、彼が車で出勤。

午後2時過ぎ、私が自転車で彼の職場まで向かい、自転車と車を交換。

私は3時からお仕事なので、そのまま車で職場へ直行。

5時過ぎ、彼が自転車で帰宅。

夜の7時半頃、私も仕事を終え、車で帰宅。

 

帰り道は坂が多く、今まで車で通勤していた彼は少し悲鳴をあげています。

が、IT関連の仕事をしている彼は一日中デスクワークなので、良い運動になっているでしょう!

 

さて、先日、無事に公文教室での仕事を終え、車で家に向かっていた時のこと。

少し先に見えたのは、道路の両端に何台か止まっているパトカーと並べてあるカラーコーン。

 

そう、飲酒検問でした。

 

ニュージーランドに住み始めて、二度目の飲酒検問です。

初めて飲酒検問に出くわしたのはもう5年以上前。

飲酒検問ってどんな感じだったっけ?と少しドキドキ…。

飲酒運転しているわけでもないのに、緊張した面持ちで向かいました。

 

指示された通りに停止し、車の窓を開けます。

アルコール検知器を差し出され、「飲酒検問ね、3まで数えてください」と言われました。

 

アルコール検知器を差し出された時点で、検知器に息を吹きかける準備万端だった私はすでにハァ~っと息を吹き始めていて。

「3まで数えて」と言われたことに気づき、焦って切り替えたので、

 

「ハァッワァ~ン、トゥ~、スリ~」とめちゃめちゃ変な数え方に。

 

「はい、大丈夫ですよ~」と言われ、また走り出すも、恥ずかしい気持ちでいっぱい。

 

でも、ここで動揺してはダメ!

私も愛車も無傷で家に戻るのが今の私の任務なのです!

 

というのも…。

もう5年以上前になる一度目の飲酒検問が実はトラウマになってまして。

 

初めての飲酒検問。

それは、当時住んでいた家からすぐそこの場所でした。

 

飲酒検問とは分かっていても、警察に車を停められるとドキドキしちゃう私。

アルコール検知器を差し出され、「検知器に向かって名前と住所を言ってね」って言われたんですよ。

その時の私の英語力が乏しかったせいなのか、その警察官が早口だったせいなのか、一瞬何を言われたのか分からず。

聞き返せばよいものの、彫刻のように固まってしまった私(警察官にビビリ過ぎ)。

助手席に座っていた彼に困った顔で助けを求めると、「ほら、名前と住所を言うの」と教えてくれました。

(彼とは毎日会話しているので、彼の英語は初めましての人の英語より断然聞き取りやすいです。)

 

慌てて自分の名前と住所をアルコール検知器に向かって言う私。

もちろんアルコールなど検知されず、そのまま通されたのですが。

ドキドキ感と、警察官の言ったことが聞き取れなかった恥ずかしさで、動揺しまくり。

 

そんな動揺した状態のまま、数分もしないうちに家に到着。

駐車場がない家だったので、家の前のいつもの場所に路駐をしようとバックしたら…。

 

ガツン!

 

鈍い音が。

 

 

後ろにあった電信柱に思いっきりバックしてしまいました。

飲酒検問で動揺していたせい。

(さんざん愛車のことを可愛がっている私ですが、派手にやらかしてます、ハイ。)

 

テールランプも割れてしまったのですが、去年、車検の際に取り換えてもらいました。

彼と二人で、割れたテールランプを瞬間接着剤で直せるだけ直したのは、懐かしい思い出。

最初は問題なかったのですが、雨の日に内側に水が溜まってしまったりしているうちに、テールランプがつかなくなり。

それでも数年間はそのまま運転していたのですが、去年の車検でとうとう指摘されました(今さら?って感じでしたが…)。

 

ヘコミはいまだに直していません。

自分への戒めのためにね(ただ修理代高そうだから)。

 

そんなトラウマになってしまった、初めての飲酒検問。

なので、二度目の飲酒検問を終えた後は「私も愛車も無傷で帰宅する!」というのが目標でした。

いつもより安全運転を心がけ、無事に家に到着。

「おぉ~、私成長したなぁ~」と自分で自分を褒めてみる。

まぁ、一度目のように動揺していなかったのでね。

変な数の数え方になってしまいましたが、自分で自分のことを笑ってしまえば、恥ずかしさも忘れて、どうでもよくなるもんです。

 

ちなみに、二度目の飲酒検問から数日後。

前回とは違う場所でまた飲酒検問に遭遇しました。

3まで数えるものと分かっていたので、余裕でクリア。

何事も慣れですね!

飲酒検問、どっからでもかかってこい!