海外に住むようになって、自分の中で何か変化があったかな、と最近考えることがありました。

警戒心が強いビビリ、ケチで倹約家で貧乏性(重ね過ぎ)、仕事には全力で取り掛かる仕事人間、ズボラだけど綺麗好き、などなど。
昔から変わっていない面もたくさんあります。

一方で、変わったことといえば…。
大変な状況を幾度と経験して、昔より一段と精神的にたくましくなりました。
また、人見知りが多少克服されたかな、とも。
大学や仕事を通していろいろな人と関わる機会がありましたし、彼の親戚一同(十数人)と年末を過ごしたり、彼の仕事のお食事会に参加したり、はじめましての人と会ってお話しする機会が増えたのが理由かと思います。

 

といっても、これらの変化は、本当に海外生活の影響で起こったものなのか?

ただ単純に年を重ねたからなのかもしれません。

 

が、一つだけ、ニュージーランドに来てから、これは変わった!と確信することがあります。

 

え?私の体重

 

ま、まぁ、確かに私の体重も変わりましたが、そこは少し目をつぶりましょう。

 

さぁ、気を取り直して!

海外生活を通して、変化した私の一面。

 

それは、『褒められた時の対応』です。

 

勉強の成果、英語力、外見、仕事の出来…。

何かしら褒められた時、

 

「そんなことないですよ」

「私なんてまだまだです」

「いや、そんなとんでもない」

 

自分を卑下して、せっかくの褒め言葉を否定していました。

 

ニュージーランドに来た当初も、その対応は変わらず。

特に、ニュージーランドに来てすぐは、ボロボロな英語の割に「英語が上手ね!」と褒められることが多く(まぁ、18歳の女の子が必死に英語を使おうとしていれば、それは褒めるよね~)。

そのたびに、「私の英語なんて全然ダメです」とカタコトで答えていました。

 

が、ニュージーランドでは、

褒められた時に謙遜な態度を取るという習慣がない。

 

ワーホリの間、たくさんお世話になった60代のご夫婦。

私が褒め言葉を否定し続けているのを見かねて、「ニュージーランドでは、褒められたら素直にお礼を言えばいいのよ」と伝えてくれました。

 

そのご夫婦は、日本人の友人や知り合いが多く、日本人の謙遜な態度を取るという文化もよく知っていました。

それを理解したうえでのアドバイス。

 

「いえいえ、私の英語はまだボロボロです」とグダグダ返すよりは、「Thank you~!」とお礼を言うほうが、断然楽!

ということもあり、褒められたら素直に「ありがとう」と笑顔で返すようになりました。

 

が、日本に帰ってからも、その習慣が抜けず。

 

何かしら褒められると、今までの「私なんて」が出てこず、代わりに「ありがとうございます」が出てくるように。

「ワーホリに行ってたから、英語とかペラペラなんじゃない?」と言われれば、今までは「いえ、そんなことないですよ」と卑下していたものが、「あ、はい、喋れますよ~」とアッサリ返答。

 

この変化は果たして良いのか、悪いのか?

いずれ、日本に移住したい私と彼。

日本での生活、このあっけらかんな態度が吉と出るか?凶と出るか?

日本も変わりつつあるので、謙遜な態度を取る人も少なくなっているのでしょうか?

それとも、謙遜な態度を取るというのは、もともと、「日本人」というより「個人」の習慣?

褒められた時の対応、みなさんはどうされていますか?

 

ちなみに、いざ英語を喋れるようになると、全っ然褒められません。

移民が多い国ということもあり、ニュージーランドで生まれ育ったと思われていることも。

大和撫子とは程遠いかもしれませんが、一応生まれも育ちも日本ですよ~。