「ありえないと思った夫の言動」

「耳を疑った夫の一言」

 

こんなタイトルの記事がアメトピに掲載されているのをたまに目にします。

家族、義家族、友人、同僚、上司…。

誰のことであろうが、ブログに愚痴を書いて、自分の中に溜まった気持ちを発散するのはいいことだ、と個人的には思っています。

モヤモヤした感情を書きだすだけで、心なしか気持ちが軽くなるということもありますし。

 

ということで、今日は彼の愚痴を書かせてもらいます!

 

という流れになりそうですが、なりません(ややこしい前置きやめれ)。

 

先週、姉とズームで話している時、「数独って、彼の愚痴とか言わないよね」と言われました。

 

確かに、彼の愚痴を姉に言ったことがない私。

もちろん、他の家族や友達にも、彼のことを愚痴ったことはありません。

私が全く愚痴らないタイプかと聞かれたらそうでもなく、仕事で嫌なことがあれば、グチグチグチグチグチ…とこぼすタイプ。

 

では、なぜ、彼についての愚痴が日の目を見ないのか…?

 

それにはちゃんとした理由があります。

 

なぜなら…、彼についての愚痴は、彼に直接言うから!

 

何か気になることや嫌なことがあった場合、相手に何も言わなければ分からない。

彼と話し合って問題を解決することで、二人の関係はより強まるもの。

お互いとちゃんと向き合いながら、二人で前に進んでいこう。

 

…という崇高な気持ちがあるわけではありません(ややこしい書き方やめれ)。

 

ただ単純に、私が黙ってられない。

黙っていても、顔や行動に出てしまう。

なので、彼にイラッとした時の流れは2パターン。

 

① 気になっていることや嫌なことを、私が彼に直接話す。

このパターンが圧倒的に多いです。

 

② 明らかに私がムスッとしているので、彼が「どうしたの?」と聞いてくる。

最初は「なんでもない」「別に普通だよ」と言い続けますが、彼もそんな戯言に騙されるわけがありません。

数独の翻訳試験に何度も挑んでは痛い目を見てきた彼。

「なんでもない=なにかある」「別に普通だよ=絶対普通じゃない」と、今では一瞬で分かるようになりました。

そこからは、カツ丼さえは出てきませんが、機嫌が悪い理由を私が吐き出すまで取り調べの開始。

といっても、もともと黙っていられない私は「さっきのあれ、嫌だったんだけど」と、即効で吐きます。

 

話し合いに入ると、言い合いになることもありますが、ほとんど丸く収まります。

「これから気を付けるね」と彼が言う展開もあれば、「くだらないことでなに怒ってるんだろ~」と私が気付く展開もあります。

話しながら、だんだん馬鹿らしくなってきて、二人で笑い出すパターンも。

 

でも、基本、言われたことを覚えていてくれる彼。

前までは、料理酒やみりんなど、使い終わった空の容器をそのまま棚に戻していましたが、指摘されてからは、台所のカウンターに出しっぱなしにしてくれます。

ひげを剃った後、洗面所をざっと掃除してくれるようにもなりました。

「手伝ってほしいわけじゃないけど、手伝うよ、っていう気持ちがあると嬉しい」という面倒な私のリクエストも理解してくれて、私が洗濯や洗い物をしていると「手伝う?」と声をかけてくれます。

(「手伝う?」と聞かれると「大丈夫だよ~、ありがとう!」ってなるんですよね~。)

とにかく、ありがたいものです。

 

しかし、やられっぱなしの彼、というわけでもなく。

シャワーの後、いつもバスマットが床に置きっぱなしだったことを私に指摘された数日後。

(濡れているバスマットは、少しでも乾きやすいようにレールにかけることになっています。)

 

「数独~、ちょっとこっち来て~。バスルームに何か落ちてるよ~?」と彼に呼ばれ。

バスルームに行き、床を見ても、何もなし。

「え、なんのこと?」と彼に聞くと、「あれ~、これは何かな~?ニヤニヤ」とニヤニヤしながらバスマットを指差す彼。

 

そう、その日は、シャワーの後、私がバスマットを床に置きっぱなしにしていたのです。

ここで、「この前文句言ってきたくせに、自分だってちゃんとやってないじゃん!」と言いたくなりそうですが、そうすれば、喧嘩になるのは目に見えています。

そこを、厭味ったらしく、でも、お茶目な感じで指摘してくる彼。

そのふざけた口調と憎めないニヤニヤ顔で、つい笑いだしてしまう私。

私の扱い方を把握しているみたいです。

 

ちなみに、「私の愚痴とか言ってる?」と彼に聞いたら、「いや、別に~」と。

おっとりしていて、根に持たず、のんびりタイプの彼。

大きい器の持ち主なので、私の嫌なところなんて気に留めていないのかもしれませんね。