もう2022年も3月ですね。
一年の6分の1が終わってしまったんだなぁ、と思うと、ほんと時が経つのは早いもんだ、と実感します。
そんな呑気なことを言ってないで本題に入りましょう。
一時帰国の記録は少しお休みにします。
というのも、まぁ、タイトル通りなんですが。
先週の土曜日、私の車が盗まれそうになりました。
2015年末に買った、私の愛車はこちら。
(6年半前の写真なので、今はこんなにピカピカではありませんが…。)
さて、今まで私の仕事の話をあまりしたことがありませんでしたが。
現在、私は公文式教室のアシスタントをしています。
(幼稚園の非常勤講師もやっていましたが、引っ越してから、そっちの仕事は辞めました。)
土曜日の午前中、私はお仕事ですが、彼はもちろんお休みなので、車で通勤します。
(車が使えるなら、自転車通勤はしたくない怠け者なので。)
先週の土曜日も、車で出勤。
いつも停めている駐車スペースに車を停め、9時半に仕事開始。
(職場と駐車場はすぐ隣です。)
忙しい日は結構バタバタするのですが、そんな忙しいペースにもついていけ、子供たちとも楽しいひと時を過ごし、かなり満足な午前中でした。
仕事が終わったら、彼と二人でベトナム料理店に遅めの昼ご飯を食べに行く予定だったので、私も自然とウキウキした気分で仕事をしていました。
1時頃、子供たちも全員帰り、他のスタッフも帰り始めた矢先。
同僚の女の子が「黄色い車って数独さんのだよね?ヘッドライト付けっぱなしになってるよ?」と教えてくれました。
正直言って、かなり驚きました。
というのも、ライトをつけたまま、運転席のドアを開けると「ピーーーーーッ」と警告音が鳴るから。
なので、ライトを付けっぱなしにしたわけがない、と。
それでも、その時点では、「うっかりしてライトを付けっぱなしにしちゃったのかな。バッテリーが上がってないといいけど」と思いつつ、車へ向かいました。
確かに、ヘッドライトがついている。
ライトを消すため、そして、バッテリーが上がってないか確認するため、運転席へ回り、ドアを開けようとすると…。
あれ、鍵が開いてる。
ドアを開けると、鍵を差し込むところが見事に壊されていました。
イグニッションスイッチっていうんですかね。
普通はこんな感じなのが…。
こんな風に壊されてました。
この時点で、「あぁ、やらかされたなぁ」と気づきました。
車に何らかの被害があったのは、6年前にも経験済みなため、気が動転することもなく、ただただ「はぁ~、やれられたか」という気持ちでした。
そして、今自分がやるべきことはなんだろう、という現実的な思考のみでした。
とりあえず、車をパッと見た感じ、窓などは割られていない様子。
リモコンキーで鍵をかけ、職場に戻りました。
週末の始まりで、のんびり過ごしていたであろう彼に連絡。
現状報告をし、「私はとりあえず警察に連絡するから、あなたのお父さんかお母さんに頼んで、ここまで来てくれないかな?車動かせそうにないし。」とお願い。
こういう時に車が一台しかないと不便ですね。
彼は彼のお母さんと一緒にこちらへ来てくれるということなので、私は警察へ連絡。
日本でいう110番通報、ニュージーランドでは111番。
緊急じゃない場合は、105番に電話をかけます。
いざ警察に電話をかけようとして、緊急なのか緊急じゃないのか、正直困りました。
犯人が近くにいるわけでもないし、緊急じゃないのかなぁ、とは思ったのですが、さっき(数時間以内に)起きた事件なわけですし。
悩んだ挙句、とりあえず緊急通報用の番号、111番へ電話しました。
ちなみに、後から調べたら、緊急ではなかったようです。
あ、でも、警察のウェブサイトには「どっちの番号を使っていいか分からない場合は、緊急通報用の電話番号を使ってください」と書いてあったので、私の決断は正しかったのだ、なんてね。
すぐに電話がつながり、「あぁ、車上荒らしにあったようで。緊急かどうかわかんないんですが、とりあえずこの番号に電話してみたんですけど」と伝えました。
やはり緊急用の番号では違ったようですね。
最初のオペレーターから別の人に回され、もう一度事情を説明すると、また違うオペレーターに回されました。
三人目のオペレーターさん(女性)に落ち着き、現状報告をし始めました。
「車上荒らしにあったと思う(I think my car got broken into.)」と言うと、「あったみたい?それとも、あった?(You think? Or you know? )」と。
「いや、車上荒らしにあった(Ah yeah, I know, I know it got broken into.)」と言い換える。
さすがオペレーターさん、鋭いところを突いてくるな。
窓は割られてないと伝えたところ、ドアの鍵をチェックしてほしいとのこと。
車に戻り、見てみると、あ、やられてる。
一番最初に車に近づいた時、金属の何かの部品が地面に落ちているのが目に入ったんですよ。
でも、その時は、車が壊されているなんて思ってもいなかったので、特に気にも留めませんでした。
その地面に落ちていた部品は、車の鍵の部分だったんですけどね。
記憶って面白いもんですよね、変なことを覚えていて。
「外側からドアの鍵が壊されてる」とオペレーターさんに伝えると、「何か盗られた?」と。
車には何も置いてないので、何も盗られてないのは確実。
自動車の助手席の前にある小物入れ(グローブボックス)や運転席と助手席の裏にある収納ポケットを荒らした形跡はありましたが。
でも、イグニションスイッチの部分が壊されていて、鍵を差し込む部分自体がなくなっているから、車のエンジンを始動することはできない、と伝えました。
すると、「あぁ~、車を盗もうとしてたんだわ」とオペレーターさん。
ほぉ~、私の可愛い愛車を誘拐するつもりだったのだな。
「今、そっちにパトカーを送ったから。あ、でも電話は切らないでね。」とオペレーターさん。
私の名前、住所、電話番号、免許証の番号のほか、周りに監視カメラはあるか、車を停めたのは何時ごろだったのか、被害に気付いたのはいつだったのか、といろいろ聞かれました。
すると、「あ、誰かが通報したみたい」とオペレーターさん。
どうやら、犯人が車を盗もうとしていたところを通行人が目撃したらしく、その人がすぐに警察に通報してくれたそう。
そして、パトカーが出動し、犯行現場に来たようなのですが、犯人には逃げられたらしく。
犯行途中に逃げたので、車は盗めなかったようです。
通報してくれてありがとう、通行人さん。
「週末の始まりってのに、さんざんよね」とオペレーターさん。
「夜中とかならまだしも、土曜日の真昼間にこんな目に合うとは思ってもいなかった」と言うと、「いつでもどこでも起こってるもんなのよ。どれだけ頻繁にこういう被害が起きてるか知ったら、あなた、びっくりすると思うわ」とのこと。
まぁね、言われてみればそうだよなぁ。
ニュージーランドも荒れてきてるイメージだし、最近。
そうこう話しているうちに、パトカーが到着。
「あ、パトカーが着いたみたい」とオペレーターさんに伝えると、「じゃあ、報告書はもう書いたから。今着いた警察官と話したい?」と聞かれる。
いや、話したいかどうか聞かれても困るし。
「え、話したいか?って聞かれても…。話したほうがいいの?こんなことあんまりないからさ、よく分かんないや~」と軽いノリで答えると、「そうだよね、ごめんごめん」と少し笑うオペレーターさん。
「とりあえず、今着いた警察官と話してね」と頼まれたので、了解し、お礼を言って、電話を切る。
近づいてきたパトカー。
男性の警察官は、パトカーから降りもせず、「いやぁ、犯行中に通報があって、急いで駆け付けたんだけど、犯人は捕まえられなくて。車、どんな感じ?イグニションスイッチの部分が壊されちゃったのかぁ。もし、車をここに置いていくしかないなら、バッテリーを抜いてったほうがいいよ。でなきゃ、夜間に絶対盗まれちゃうから。保険は入ってる?あ、この被害は適用外?それは残念!それで、誰かこっちに向かってる?そっか、ならいいけど。」などと、一通り私と話した後、去っていきました。
え?
え?
ちょっと待って。
どんな被害なのか見んのかい。
写真を撮らんのかい。
指紋を取ったりせんのかい。
ってか、パトカーから降りてこんのかい。
誰かが来てくれるからって、駐車場に私一人を置き去りにしてくんかい。
と、いろいろ突っ込みどころがありましたが。
まぁ、日常茶飯事のことなんでしょうね、きっと。
いちいちそんなことをやっていたら、時間がいくらあっても足りないんじゃないかな。
パトカーが去ってから5分ほどしたら、彼と彼のお母さんが到着。
ここからがまたいろいろ大変でしたが、長くなるので次の記事にて。