最近のブログ投稿が食べ物のことばかりだったので、今日は食べ物以外の話。
先週の土曜日は、彼のお父さんの誕生日でした。
「釣りに行こう!」と、以前から何度も彼を誘っていたお父さんでしたが、インドア派の彼は返事を濁し続けていました。
そんな息子にとうとう痺れを切らしたのか、「誕生日プレゼントの代わりに、一緒に釣りに行こう!」と強硬手段に移行したお父さん。
誕生日のお願いとなれば、さすがに断れませんよね。
ということで、彼のお父さんとお母さん、彼の甥っ子二人(10才と8才)、彼と私の6人で海に行くことに。
お父さんは、誕生日前から相当ワクワクしていたようでした。
現地集合で向かったのは、車で片道50分ほどのラグラン(Raglan)という町にあるマヌベイ(Manu Bay)という入り江。
当日の潮の満ち引きによると、夕方が釣りに一番いい時間帯ということで、夕方の3時半ぐらいに家を出ました。
彼には釣りという大仕事が待ち受けているので、運転は私。
途中で細いクネクネ道があり、彼は運転が元から好きではないので、というのもありますが。
さて、釣りと言っても、堤防釣りでもなく、磯釣りでもなく、砂浜での投げ釣りでもなく。
カヤックで海に出て、釣りをするんです。
釣り竿などの装備をつけたカヤックがこちら。
彼のご両親は、カヤックを2艇所有しているので、彼と彼のお父さんで、夕方6時頃に出航。
(真夏なので、夜の9時頃まで暗くなりません。)
カヤックの経験がある彼、余裕そうです。
インドア派ですが、体力がないわけではないので。
いってらっしゃ~い、と二人をお見送りしたら、甥っ子達は泳ぎに。
私は、スマホをいじったり、彼のお母さんと話したり、のんびり過ごす。
二人が出航してから1時間半後、双眼鏡を使って、二人の様子をチェックするも、沖に出過ぎて、何をしているかまではよく見えない。
とりあえず二人とも無事そうなので、私たちは先に晩御飯をいただくことに。
彼のご両親はキャンピングカーで来たので、とても便利でした。
小さな冷蔵庫や簡易キッチンがついているので、料理もできます。
トイレもついているので、公衆トイレを使わなくていいのも最高。
甥っ子たちと学校やゲームの話をしている間に、彼のお母さんがサンドイッチを作ってくれました。
ベーコン、目玉焼き、トマト、アボカドが入ったボリュームのあるサンドイッチ!
デザートはチーズケーキとかなり豪華でした。
そうこうしているうちに、釣り人たちが帰ってきました。
疲れてダルそうな顔で帰ってくるかなぁ、と思っていたら、意外といい表情で帰ってきた彼。
「どうだった?」と聞くと、「意外と楽しかった!」と笑顔。
それはよかった。
二時間の釣りの収穫は4匹。
タイが2匹、マルスズキが2匹。
小さなサメもかかったそうですが、引き上げる際に逃げられてしまったそう。
でも、サメなんか釣ってもどうすんだろう?
お父さんの誕生日なので、記念写真も。
(この写真を彼のお母さんに見せたら、「お父さんよりこんなに背が高かったのね!」と驚いてました。並ぶと確かに...。)
釣った魚は全て、釣り竿を使っての一本釣りはなく、延縄釣り(はえなわづり)という方法で、釣れたそうです。
エサをつけた多数の針がついた縄をしかけ、しばらくの間放置してから、縄を引き上げて、釣れた魚を回収する、という漁獲法ですね。
↓のような感じ。
画像はこちらから引用させていただきました。
「パドルを漕ぐときに邪魔だったし、釣り竿はいらなかった」と彼が後から呟いていました。
男衆が晩御飯を食べ終え、カヤックの装備を外し、キャンピングカーにカヤックを載せた頃には、もう真っ暗。
彼のご両親に頼まれて、帰りは私たちが甥っ子達を連れていくことに。
真っ暗なクネクネ道を運転するのは、少し気が張りましたが、遅い時間ということで、交通量はほとんどゼロ。
おかげで、自分のペースで運転することができました。
甥っ子達も最初はよく喋っていましたが、自然と口数が少なくなり、後半は寝てしまったようでした。
泳いだり、二人で走り回ったり、プロレスの真似事したり、遊びきって疲れたよね。
無事に甥っ子達を家まで送り、私たちの家に着く頃には、もう夜の11時を過ぎていました。
彼はもちろんのこと、午前中仕事だった私もかなり疲れていたので、シャワーを浴びたら、二人とも即就寝。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
翌日、彼のお父さんが魚を捌いてくれたので、切り身を分けてもらいました。
料理に使いたいということで、彼は魚のアラももらっていました。
私は料理音痴なので、彼にすべておまかせ。
魚のアラはとりあえず冷凍庫に保管。
切り身は、塩コショウとレモン汁をまぶして、一時間ほど冷蔵庫におき。
マルスズキは醤油と、タイはたっぷりのバターとハーブ類と一緒に、フライパンで焼きました。
タイの方が、身がやわらかい印象。
マルスズキはグリルで焼いて、醤油をかけた大根おろしと一緒に食べたら、さらにおいしいだろうなぁ、と感じました。
どちらとも、白いご飯と一緒にいただきました。
普段お肉ばかり食べてるので、久しぶりの魚料理はおいしかった!
(結局、食べ物の話になっているのは仕方ない...。)
彼は、釣りはもちろんのこと、カヤックで海に出たのが、結構楽しかったようでした。
「言葉でうまく表せないけど、すっごく綺麗だった」と。
私も、海辺でのんびりできて、翌日にはおいしい魚料理が食べられるという、文字通りおいしい展開でした。
彼も彼のお父さんも楽しんだようだったので、もしかしたら第二弾があるかもしれません。
また魚を釣ってきてほしいものです(←食べたいだけの人)。