2021年も残り2日ですね。

日本のみなさん、年末の大掃除、大晦日や元旦の料理の準備などで忙しくされていることと思います。

 

備忘録として書いているシリーズもの、誕生日プレゼント録。

今回は、2021年、今年の彼への誕生日プレゼントについて。

 

7月終盤にある彼の誕生日。

今年は平日の金曜日でした。

 

オークランドの日本食専門のスーパーに行きたい、と前から言っていた彼。

何もプレゼントが思いつかなかったので、お仕事はお休みにして、二人でオークランドに出かけることに。

ちょっとしたトラブルがあり、一段と思い出深い日になりました。

 

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誕生日当日。

仕事でいつも忙しい彼には、朝はゆっくり寝てもらい。

午前11時頃、地元のカフェにてブランチ。

 

頼んだカフェモカには素敵なラテアートが。

「クマかわいいね」と彼と話していると、「少し頭の形が変になっちゃって、ごめんなさいね」とバリスタさんがなぜか謝ってきた。

私と彼がクマのラテアートに見入っていったので、心配になったようだ。

「いえ、すごくかわいく描けてるね、って話してたんですよ~」と笑顔で返すと、バリスタさんも安心そうな顔に。

 

こちらが彼と私が頼んだワッフルチキン。

このカフェに来たのは、このワッフルチキンが目当て。

 

ハミルトンから車で3時間半ほどのニュープリマスという町で、彼とワッフルチキンを初めて食べたのが4年前。

それ以来、彼も私も「ワッフルチキンまた食べたいね」と言っていたものの、ハミルトンではワッフルチキンを売っているカフェを見つけられず。

あきらめかけていた矢先、彼の同僚の奥さんが「このカフェ、ワッフルチキンやってるよ」と教えてくれました。

 

サクサクのほどよい甘さのワッフルに、カリカリのフライドチキンとベーコンがのっています。

ワッフルにはメープルシロップがかけてあり、バニラアイスクリームとマスカルポーネというクリームチーズも添えてあります。

甘いのとしょっぱいのが混ざりあい、とてもおいしい一品!

 

ワッフルチキンも、カフェモカもおいしくいただき、大満足のブランチでした。

 

ブランチの後は家でのんびり過ごし、午後3時頃に家を出発。

オークランドまでは片道1時間半ほどです。

目的地は、ニュージーランド最大級のショッピングモール、シルヴィアパーク(Sylvia Park)。

こちらに日本食専門のスーパー、ジャパンマート(Japan Mart)があります。

ジャパンマートの隣には、東京リカー(Tokyo Liquor)という日本のお酒を取り扱っているお酒屋さんもあります。

 

シルヴィアパークに到着したら、まずは東京リカーへ。

久しぶりに見かけるさまざまな日本のお酒に彼も私もウキウキ。

無料で試飲もできるので、梅酒を二種類ほど試させてもらいました。

少量だけど、キンキンに冷やしてあって、おいしい!

柚子酒を2本、そして日本酒を1本購入しました。

 

続いて、ジャパンマートへ。

購入したのはこちら。

  • 塩コショウ
  • ウェイパーx2
  • わさび
  • からし
  • 即席豚骨ラーメンx3
  • 胡麻ドレッシング
  • 塩だれx2
  • お好み焼きソースx2
  • 七味唐辛子
  • 日高昆布
  • しば漬け

私達の住んでいる町では手に入らないような商品もあり、品揃いは豊富なものの、やはり日本に比べるとバカ高い!

彼を喜ばすつもりが、「日本に住んでたなら、もっといろいろ安く買えるのに…」と逆に落ち込まれてしまいました。

「私のおごりだから、気にするな!」と励ましたら、元気になったかな?

買ったものでおいしい料理が作れることを考えると、やっぱり嬉しくなっちゃうもんです。

 

買い物を終え、少し早い晩御飯を食べることに。

車に荷物を置きに行くため、駐車場へ向かっていると。

 

あれ…、なんか歩きにくい。

足を引きずっている感じ。

 

気づいたら、私のブーツが崩壊寸前(?)。

車まで後少し!

いけるかな?と思いながら、数歩進んでみたら…。

あらら、完全に壊れてしまいました。

 

私が履いていたのはこちらのブーツ。

6年前に買ったもので、大学生の頃は毎日のように履いていました。

彼が私に目を留めたのも、このブーツを履いていた時でした。

「かっこいいブーツを履きこなしてるな」と思ったそうです。

 

そんなのろけ話はさておき。

ブーツの前の部分が取れてしまいました。

歩きにくかったのは、ブーツの前の部分が取れそうになっていたから。

 

私のお気に入りの靴屋さんはこのモールにも入っていますが、と〜っても広いショッピングモールなので、その靴屋さんまでが遠い…。

 

替えの靴を持ち合わせているわけでもないし。

前の部分が取れた状態では歩けないし。

ブーツを脱いで歩いたら、タイツが破けてしまいそうだし。

 

う〜ん、どうしよう。

 

「おんぶしようか?」と彼。

いや、さすがにそれは恥ずかしい。

「じゃあ、俺の靴を履けばいいじゃん。俺、裸足で歩くからさ」と靴と靴下を脱ぎだす彼。

ありがたく彼の靴を履いてみる。

もちろんブカブカ。

私はまるでピエロみたい。

彼も裸足で野生児みたい。

 

平日といえど、たくさんお客さんがいる。

歩き始めた時は、周りの目が気になりましたが、歩けば歩くほど、誰も私達のことなんて見てないな、と気付き。

 

裸足で外を出歩くのが珍しくないニュージーランド。

外出時の格好もあまり気にしなくていいのがニュージーランド。

 

というわけで……

私達、全然目立ってない!

 

堂々と(?)歩き、無事に靴屋さんに到着。

そして、こちらのブーツを彼に買ってもらいました!

彼の誕生日なのに、私がプレゼントをもらっちゃっているという…。

 

彼に靴を返し、私はブーツに履き替えて。

よし、これで晩御飯が食べに行ける!

迷路のようなショッピングモールを歩き回り、決めたのがこちら、一風堂のラーメン。

インスタントじゃないラーメンなんて何年ぶりかしら。

写真は撮りませんでしたが、タコの唐揚とチキン南蛮も注文。

全品、おいしくいただきました。

 

食後、少し渋滞に巻き込まれながらも、無事に家に帰還。

「素敵な誕生日をありがとう」と彼もご満悦のようでした。

 

プレゼントはありませんでしたが、二食の食事代、酒代、食料品代を私が出したので、それで十分かな?

そして、私のブーツが壊れ、二人でてんやわんやした思い出が何よりのプレゼント!

な~んてね。


ブランチ:3500円($45)
一風堂:5700円($73)
食料品:8900円($113)
酒:7400円($95)
計:2万5500円($326)

やっぱり日本の食料品は高い…。
ラーメンも高い…。
彼が落ち込むのも無理ないか。
ちなみにブーツは5500円($70)でした。