PTOシャフト 修理 | 農業機械のブログ

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今年の融雪期にスノーラッセルを使用中、PTOが吹っ飛んだ。

 

原因は、PTOシャフトのヨークを止めているスプリングピンが脱落!

 

スプリングピンは、そんなに簡単に抜けるものではない。普通、叩いて取るもの。スプリングピンがダメだったということだ。

 

セット品を注文したらいいのに部品を注文してしまった。そのため、PTOシャフトの壊れたほうを組み立てることになった。

 

以前、PTOのヨークにスパイダーを組み立てるのをやっていたから、何の気なしに始めた。

 

問題が、ヨークのインナー側の組み立てだけ。ヨークのアウター側は、再利用。

 

ヨークをチューブパイプにすんなり入れられると思ったら、大間違い。

 

キツキツだった。それで叩いて入れることにした。

 

ヨークりたたきやすい部分を叩いて入れた。あまりガイに力を入れずにコツコツと。

 

写真はやっとのことでスプリングピンの入るところまで叩き入れたもの。やってられない仕事だ。

 

 

ヨークのアウター側は、溶接だったが、壊れていない方だったため、溶接なら鍛冶屋にやってもらうところだった。

 

写真はスパイダーを組み立てるところ。スパイダーの端っこのところは、手で抜ける。ヨークの外側に出っ張っている部分がスパイダーの抜き取った部品。

 

軽くたたいて、垂直に組むようにしてスパイダーの部品をボルトを使って叩き入れる。ヨークの部分とだいたい同じくらいに叩き込むと止め輪が入る分だけ溝が見えるようになる。

 

後は、両側の止め輪を嵌める。

 

 

スパイダーは、グリスアップする場所を現にあるPTOシャフトを見てあわせた。

 

スプリングピンの叩き入れ。スプリングピンの穴に入る大きさのボルトを入れてボルトを叩いてまずキツキツの穴に入れた。叩いて叩いて反対側がいい感じで見えて完了。

 

 

 

この前の破損原因がスプリングピン。ゆるゆるだったから、その時点でスプリングピンを交換すればよかったのだが、スプリングピンが緩むことになった原因は、もともとパイプの切断長さが作業機にあっていなかったため。

 

それで破損した時は、インナーパイプがスプリングピンなしになって、パイプ自体が少し長いため押されてヨークから出て、ヨークを破損するほどになった。

 

元々の原因は、PTOパイプの長さ合わせが間違っていたことにあった。

 

それで何年間も使っていたのだが、ぎりぎりで長さが長かったのだろう。

 

破損時のパイプの両側を測ってみたら、長さが異なっていた。インナー側が3センチ長かった。

 

何ともまあ、ちゃんと合わせて切断しろよ。

 

余計な出費となる作業機絡みの故障は、そんなことで損をする。

 

パイプの切断については、説明書では、金切りノコを使用しているが、高速カッターで切断した。

 

はっきり言えば、金切りノコでは、時間かかりすぎる。熱で材質がどうのこうのなど考えてられない。

 

 

 

 

 

 

めんどくさい作業だった。

 

一体のPTOシャフトを購入しておいた方が無難だと思った。