アスパラの収穫を早めに終了して、さっそくアスパラの更新作業の段取りに取り掛かった。
まずは、この前のマーカーでアッパーしながらホールディガーの穴あけ部分にマーキング。
寸法出していると、何かといい。
寸法出してホールディガーφ300、深さ60センチ
ここの圃場の部分、硬い!
ホールディガーは、掘削刃と先端刃を取り付けて掘るが、減りが速い。
追加注文の事態になった。それで停止中。
穴あけは、アスパラの性質から言えば、硬い土では根が伸びない(高度20くらいで伸長停止)その土を土壌改良するわけである。
穴あけしたところにポット苗を植える。今回は、6㎝ポットだが、本来は24㎝ポット苗の定植に使う。段取り不足で苗が間に合わないためだ。
もう一つは、越冬苗を使った場合の効果を観たいため。一冬越冬したアスパラ苗を植えることでどのくらいの手間がかかるとか生育とかを見る。
ホールディガー停止中で、24㎝ポットの雑草対策を開始。
24㎝ポットがハコベのような雑草の餌食になっている。
それを紙マルチ(地元製紙工場の製品)を敷いて雑草を覆ってしまうというもの。
だいたいこんなもの。ポットがハコベで隠れてしまっている。
作業開始。ポットの草はある程度除草。
まずは1列目完了。この日は、最高気温13度だったかな。寒くて、防寒服着ながらの作業。
最初からそうすればいいと思うだろうが、思いつかなかった。どうしようか考えて紙マルチを使うことにした。
100メートル巻きの紙マルチだが、重い!
10年以上も前に紙マルチでマルチング、自家採取したアスパラで直播したのが最初。出来は良かったが、収獲初年度に過収穫やってしまって収穫3年目でご臨終。恐ろしい過収穫。絶対にやってはならないことだが、まともに収獲出荷した最初とあって気合入れすぎたかな。
道北でのアスパラの自家苗の特色
自分で種まいて苗を作るが、ハウスを使わずパオパオトンネル程度にしている。
この場合のアスパラ栽培暦は、本州標準の栽培暦から言えば、播種時期からしてすでに播種限界を超えているため、本州の栽培暦で言えば、次年度に播種限界日前に種をまいたものとあまり変わらないそうだ。
つまり、苗仕立てで4年株になっても、それは1年割り引いて考えたほうがいい。
アスパラが発芽したその年は、冬のような強制的な冬眠になる条件になるまで生育を続ける。つまり、内地、本州のほうが直播しても発芽後の栽培期間が長い分生育が進むことになる。
本州に対して道北では、ハウス+加温で播種限界日前に種まきするわけではない方法では、自然状態のアスパラの発芽と大差がない。
自然状態では(こぼれ種など)で6月10日くらいが目安
パオパオにしても毎日水やりやっても6月10日くらいが目安
そういうわけで発芽から冬前の生育期間は、本州よりもかなり短くなる。
そこんところを考えずに4年株だ、5年株だと思って過収穫やらかしてしまったが。
24㎝ポットの紙マルチ施工は、腰に来た。あと、尻の筋肉が痛い。