24センチポットのアスパラ苗を補植してみた。
ライムギで抜きやすいようにした。
ホールディガー径30cmで穴掘り。
苗は現在養成中。早くやってみたくてやってしまった。
ライムギを使って苗を引き上げるが、うまくできないものがある。そんな場合は、ポットを寝かせて苗をずらして出せばいい。ライムギの根がはびこっているので培土・鉢体は簡単に崩れない。
この方法、できるだけ大株にしてからの定植。今回、早くやってみたくてやってしまったが、ライムギだと、根がよくはびこる。ただ、7月に入ると種をつけ始める。種をつけてから茎が抜けやすくなるまで日数があるが、茎の付け根が弱くなると苗の抜き取りができなくなる。
ホールディガーの穴だが、今回は補植ということで既成株の欠株部分に穴掘りしたので、アスパラの土寄せで畝が高い。
畝が高いので穴に入れる苗の地際部分は、できるだけ地面に合わせる必要がある。土を穴に入れて調節。
ホールディガーの穴の具合は、まっすぐできていないのが多かった。一人でやったのでまっすぐは、センスの問題。二人でやれば、まっすぐできるはず。
所要時間
24センチポットで更新する予定はないが、作業所要時間は、苗床から20ポットずつバックレーキで運んで定植した時、4時間くらいで一人で、せいぜい40から60くらいだろう。そういうわけでできるだけ大株にする必要がある。
収穫までの栽培方法の違い
シーダーテープの直播で本格収穫できるまで、こちらの経験、道北では、5年目になる。だから、成園化を早くしたいなら大株にする必要がある。
128穴のセル苗の場合、こちらの気候風土、パオパオトンネル程度だと6月10日くらいから発芽開始、45日種苗、で定植するとしても、本格収穫は4年は困難、5年目のほうが見た目の大きさだ。
苗仕立ての有利不利と過収穫・過剰水分
ポットに鉢上げした場合、12センチポットでも4年目だろうな。3年目だとあまり長期間収穫だと、当方のように、過収穫の失敗になりやすい。一度やったが、翌年、収穫量半分に激減、馬鹿の一つ覚えでまた過収穫になったためか、翌々年、細い茎で販売物は絶望的になった。
アスパラの大敵は、人による過収穫と過湿・洪水。
ちなみに洪水の場合、現在のところ2回3回洪水を食らった株は、3割か4割、萌芽時期が1か月近くずれ込むものが発生している。収穫終了して6月下旬以降に萌芽を開始する株が出ている。萌芽のタイミングがずれこむ現象は、夏秋収穫株でも発生していた。どうやら、洪水というのは、アスパラが死ぬわけではないが、何かが狂って萌芽のタイミングがずれこむのだろうと推測している。
予定
次回の24センチポットの定植は、今年9月以降か、来年だろう。どこまで大株にできるかもテストする予定。
培土の経費もバカにならない
24センチではなく27センチポットにしようと考えたが、あまり大きいと培土ーーーJAから購入しているーーーが巨額の出費。培土は土を処理したものよりも軽い。土を鉄板に乗せて熱を加えれば草の種が死んでしまうが、土のほうがはるかに重い。ただし、土の保水力は土のほうが断然大きい。
今年、収穫中に24センチポットに給水しなかったため、半分失ってしまった。培土量が多いから大丈夫だろう直感が見事に打ち砕かれた。今年は失敗と故障で出費・損失が多いな。