アスバラガス栽培 インターレース様式 | 農業機械のブログ

農業機械のブログ

農業関係、農作業、その他日常の記録

同一圃場で更新可能とする方式。アスパラの畝幅を大きくとるが、作業的にはトラクター作業。

 

 

図は溝を掘って夏秋栽培を可能とする様式。アスパラ畝幅はロータリーまたはアッパーローターの幅。溝を掘るところは畦間になる。

 

水を通すことで下の土層にも浸透することになる。肥料成分を流し込んだりできる。次作のアスパラ作付床になる。下の土層が悪い場合連年で通水したり、空気などにさらすことで少しは変化が期待できる。

 

アスパラの収穫量方程式は、アスパラの根群の大きさに従い、根群の大きさは土の硬さに従うから、なるべく下の土層まで土壌改良するのが好ましい。

 

 

アスパラを水田転作に作付ける場合、問題となるのが通水性・排水不良土壌。それは、深耕性の、硬盤破砕をうたっている緑肥栽培がで対応する。緑肥の硬盤破砕効果で数年もあれば(当方の経験では初年度から、背丈が大きくなってから)排水不良は解消すると思われる。ただし、暗渠排水が可能な水田での経験。

灌水は、当方では用水路→水口→タケノコ(円筒の金物)→サニーホース6インチで行っていた。アスパラ畝全体を取り囲むように土盛りが必要。灌水すると溝からあふれて畝全体に満ちる。溜まってから水を止め別の畝に灌水する方法だった。なるべくなら全体的に灌水するように工夫が必要だろう。

 

夏秋作型では、アスパラ自体が収穫の妨げとなる。また潅水設備はあれば施工したほうがいい。潅水なしでは干ばつ傾向の年での夏秋栽培は絶望視したほうがいい。

 

 

畦間を広く取れることで立茎開始から倒伏が始まるまでの間、トラクター作業が可能。

 

ただし、収穫効率は落ちる。アスパラの畝一つ一つをなぞるように収穫することになる。