ようやく部品が到着した。
とりあえずでガスケット、オイルシール、そしてスナップリングの交換。これで油漏れが止まればいい。
スナップリング取り付け。
オイルシールは問題だった。取り外す道具は考えたが、マイナスドライバを使った。オイルシールはゴムで金属を包んでいて、ゴムの分だけマイナスドライバが入る余地があった。
取り外したオイルシール。
新しいオイルシールをカバーにはめ込み、手である程度まで押し込み、あとは金具を当てて叩いて入れた。
ガスケットはオイルシールのカバーにニスを塗って貼り付け、さらにガスケットにニスを塗ってPTO軸にカバーを通し、本体に取り付け。
抜いたギアオイルを充填し、さっそく回転させてみた。
以前はエンジンがかかっていたらPTO軸が回転していてジョイントが入りにくかったが、オイルシールの交換がきいたためか止まっていた。
油漏れはないようだ。あんなものでオイルを止めているのが不思議だが。
注文していた部品でベアリングを確認してみたが、両側にシールドがなかったタイプだった。
部品代は一番高額だったのが交換しなかったベアリングだった。それでも1200円以下だ。交換した部品代だけで言えば、1200円くらいだった。ガスケットが810円。
ガスケットはシート状のものが売っている。
ガスケットに塗ったニスだが、自動車整備の古い本には、オイルポンプの修理でニスの記載があったから使っている。
要するに、ガスケットの機密性を高められればなんでもいいんじゃないのか。
PTO軸の油漏れの記事をネットで見て、いろいろと勉強したんだが、PTO軸ごと取れるタイプのトラクターもあるようだ。
今回の修理は難しくなくてよかった。ウォーターポンプの交換よりは手間が少なかった。