ぽたりと落ちていたオイルを発見。以前から気になっていたものだが、PTOの使用には特に差し支えることはなかったためそのままにしていた。
修理に出すよりは自分でやった方が費用も少ないだろう。でも、中は見たことはない。
とりあえず、PTO軸のところのカバーを取り外した。
一応ガスケットとカバーがへばりついていた。
カバーにはオイルシール、というやつ。ゴムの内側にはばねのようなリングが入っていた。
外すと、スナップリングの残骸が軸に引っかかっていた。
半分無かった。ゴムのシールを潜り抜けたのか。
PTO軸は35ミリと決まっている。それに合わせたスナップリングでいいはずだ。スナップリングはよく見るタイプのもの。
スナップリングと言えばそれがはまる溝。ところが見えない。
ベアリングをたたいて奥に押し込むと出てきた。
スナップリングが破損したのは、ゴムシールのついているカバーのさらに先にあるPTOのカバーを取り外していたため、PTOジョイントがPTO軸を押し込んでしまったためだろう。
農協に部品注文するが、肝心のスナップリングは供給対象外だと。JAの先のところで適合品を探すことにしてもらったが、なければそれらしい寸法のスナップリングを買ってやってみるだけだ。
ベアリングはnachi 6207と刻印があった。内径35ミリで、外径72ミリ、片側のシール構造のもの。
鏨でたたいてベアリングを押し込んだが、ベアリングには傷一つつかなかった。
ベアリングの型番で調べればすぐに出てきた。
PTO軸の保護カバーはとらないように、だな。
カバーがないとジョイントのヨークに追突する。多分そうだと思う。もうカバーを外した記憶すらない。