溝掘りの効果 | 農業機械のブログ

農業機械のブログ

農業関係、農作業、その他日常の記録

久しぶりに待望の雨。

25ミリ程度だが、以前なら水たまりには十分な雨量。
別の畑もアッパーやろうとしたが、雨で停止。

 

0613-1

溝掘りした部分に水たまりは発生せず。
一部水たまりができた。

0613-2

もともと石だらけでロータリー使えば飛び跳ねてばかりのところ。

水たまり部分を集中的に溝掘りした。その分受け入れる水量が増加した分水たまりにはならないことだ。ただ、40mm降ったらどうなるかだ。

大雨でも水たまりを最小限度にするにはもっと深く耕す必要があるが、それよりも深耕性のエンバクが最も簡単だ。

エンバクはまだ生えてこない。おおよそ背丈が90センチくらいまで成長しないと硬盤破砕も期待できないかもしれない。

0610-6

あと1週間もしたら生えてくるだろう。
機械力でやれば大型機械が必要になるが、植物の力を使うなら馬力が少ない機械で間に合う。

エンバクが成長しきったら、すき込まずにカットするかそのままにする。それが越冬してからのほうが、枯れてすき込みしやすい。

よく緑肥というが、青いものをすき込むのは注意が必要だ。これは未熟堆肥などの使用でも同じこと。

青物をすき込むと虫が寄る、というのを聞いたことがある。

とはいえ、稗やエノコログサが深耕性の植物なら使えるんだが、稗なら、水はけ悪いところでも改良してくれるんだが、そうじゃないからな。

そういえば、スタンドオーツ、乾物量で10アール当たり1.7トンだったか2トンだったか、有機物の供給量としては少ないがないよりはましだ。

やせ地のヨーロッパじゃ、10アール100トン単位だそうだ。定住して農耕する文化には厳しい条件のところだ。