コバシの中耕ローター。
これは耕した部分で使える。耕していないところで何度か使ってみたが、雨などで土が緩んでいればそれほどでもないが、普通の耕していない部分ではシャーピンの切断。
タンポポだな、ターゲットは。タンポポの生育ステージを考えて播種などの管理だろうな。
タンポポの少ないところはいいが、畑の周りにタンポポの群生があると確実に畑に種をまいてくれる。
中耕ローターの寸法合わせ。
ここはグリース塗るのかな。説明書見ていないな。廃油を塗ったが、芳しくない。グリースならいやだな。スライドさせて寸法を合わせる。ボルトはダブルナットで固定だ。左右4か所。スライドが重い。間に土が入り込んでいるのだろう。廃油では滑りが悪い。
あちこちのボルト類に廃油を注いでおいた。油で錆びつきを遅らせてもしもの修理の場合に備えてだ。あちこち油。
畑に乗り出して寸法を合わせる。
アスパラのやつら、妙に早いんだよな。あと5日くらい遅れてくれればいいのに。もうトラクターの腹をこするほど伸びている。
直播で、シーダーテープとマルチングを同時施工した奴だ。初年度は1年物の草がほとんど。場所によってはあのスギナだ。
育ちはバラバラだ。いるんだよ、アスパラにも気の早いやつが。ほかはまだ萌芽もしていないのに、ぽつんと伸びるやつが。霜に当たればダメになるのに、わかっていないのかな。
仕上がりはタンポポが削り取られて畝に。仕上がりはまずまずだが、もう少し年数がたてば幅を広く高くする。それで倒伏防止策にする。
倒伏に強い品種があるらしいが、数年前に絶版したとか。頭の開きが早すぎるのか。
倒伏防止しないとインターレース方式の広い畦間でもアスパラの茎葉で覆い尽くされてしまう。インターレース方式というのは、勝手につけた呼称。ロータリー幅を一つの畝として、一列飛ばしで作付ける。畦間はロータリーモアを走らせたり、溝掘りしたり、場合によってはえん麦などの間作をやったり、結果的に更新時の作付所にする。
アスパラは更新が前提だ。別の畑を用意して、作付場所を移動する方法もあるが、その場合はアスパラの後釜に据える作物を作付ける。
インターレース方式なら、その畑全面を使って更新を繰り返すことができる。すべてを有機的に関係付けるわけだが、燕麦間作では、4年5年目が正解だ。それ以前だとアスパラによくない。ただ、溝掘って作付床を作るよりは、何年もえん麦を作つけ、根耕するほうが排水性向上も有機物供給もできて有機的だ。
えん麦だが、深耕性(根が深く、硬盤も破砕できる品種)のものを選ぶ。
水田跡地の排水性不良でも、一発で排水性が改善する。もっとも、暗渠があったのが効果を倍増させた。
灯油バーナーでタンポポの種子形成・飛散時に畝面焼けばいいんだが、2年目3年目だし、アスパラが生えているし。困ったものだ。タンポポの種飛散前にバーナーで焼いても、タンポポは防げない。
畝立てしたアスパラだが、生分解マルチを使った。ひどい製品だった。多分2か月タイプのもので透明。JA資材のやつ、透明って書いとけよ、物が到着してみたところ透明だと、しかも特注で穴をあけてもらった。「持って帰れ」なんて言えないし。
ひどいものだった。1か月と10日くらいで稗が土でフィルムを抑えている部分で異常成長し、フィルムが避けてしまった。まだアスパラ初年度、クワでコツコツ草取り開始だ。
糞の役にも立たなかった生分解マルチだった。カネはかかった、手間はかかった、邪魔になったで諸悪の根源だったな。
別メーカーでは色つきの4か月から5か月タイプ出しているとか。最初からネット検索して下調べしておけばよかった。
紙マルチじゃ、な、200メートル巻き、腰砕けるほどの重さだ。しかも穴あきタイプはない。だから生分解マルチ選んだのに。