今年は、大雨洪水がなくてよかった。
アスパラの作付、そのための種苗、アスパラの作付では、今年初めて溝堀機で溝を掘って(去年)溝にライ麦をまいておいてそのままの状態で24センチポットのアスパラ苗を定植した。
24センチポットの定植は、以前は、ホールディガーφ300で穴を掘り、苗が沈下するのを計算して埋め戻してから24センチポット苗を定植していた。多大の時間がかかった。
溝堀にして定植後の様子を見ると、まだ埋め戻していない状態が結構あった。
それでも溝の底のほうの水分が保持されていたためか、雨降りもあったし、裸のまま生きていた。それで定植後の埋め戻しをディスクプラウで一気に行った。
降雪前に圃場を見たらある程度沈下が生じていた。それでオーケー、来年それを目印に土を盛れる。
盛り土にするのは、アスパラの畝を見やすくするため。それに倒伏防止に土の厚みをつける目的もある。
アスパラの倒伏する癖、何とかならないかと対処法を学ぶが面倒な支柱建てとバンド張とか、そんなものやってられないため、土盛り厚くして倒伏防止している。
アスパラに倒伏する癖なくなったらどんなにいいか。邪魔くさい。アスパラの畝間にトラクター走らせる時も邪魔、アスパラの株元の草取りするのにも邪魔、夏秋の収穫時には、倒伏したアスパラに足が引っかかって転倒しそうになった。
倒伏の犯人は、アスパラの雌株。種をつければ少し重くなる分倒伏しやすくなる。
100パーセントすべてオスという品種もあるが、高額。ただ、JAのほうでアスパラ産地の確保のために無償苗の提供をしている品種が100パーセントオスだとか。どうしようかなと思っても、すでに苗を持っているというか栽培中。
今年苗はすべて消化した。
来年、また作付け増やしたいから苗の予約、もう終わった?
自分で作るほうが無難か。今までそうしてきたし。
苗、本当は5センチポットの奴残っている。越冬させてどうなるか見たい。
悪くないなら、アスパラ収穫期以降の定植に使えれば、セル苗よりも定植期間を延長でき、作業場都合いいものになる。
でも24センチポットは魅力ある。定植の次の年、養生したらそれ以降の年から収穫を少しずつ開始できる。そんな方法採用するのは、草取り嫌いな百姓のため。
草取り、百姓からなくなったらどんなにいいか妄想が絶えない。
外は、雪面。もう根雪でいいかも。昨日、バカ天気で雨が降って20センチを切ってしまったから数日以内に30センチ以上になって維持されたら、クリスマスあたりが今年の根雪DAYだろう。
おっそい根雪。地球の天気いかれてる。
今年の農業機械のほうは、バックレーキを加工して運搬台にしたことくらい。
混植したライ麦はほとんど役に立たなかったが、ないよりはまし。鉢体を維持するにはライ麦の根っこを使うのがいい。
鉢体が取り出したときに崩れてしまうとすごい面倒だから。
ライ麦だと前年に種まいて次の年の7月上旬まで定植完了しないとライ麦がへたってしまう。ライ麦以外に有力候補を考案中。
最初はライ麦でライ麦つかんで簡単に24センチポットから苗を取り出せた。片手で持ちあがる。あとはポンと穴に入れればいい。今年溝にポットを置く際にそうしようとしたが、じきずれてライ麦がへなへなになって役立たず。仕方なくポットを横にしてスライドして苗を取り出した。
定植年の春先に混植する品種がいいな。つかみやすく茎が少し太めで根がよく張るタイプ。
ちなみにライ麦混植苗は、24センチポット苗から取り出して転がしてもびくともしなかった。
来年は、洪水だけなければいい。あれは、4割だめになる。
過湿は、茎異常が発生しやすい。空洞茎。
倒伏少なくなってよかったが、洪水だけはだめだな。うちの畑、全部冠水する。
そんなアスバラガスを好む虫にアシナガバチがいる。洪水でも巣を保持していた。消えたと思って油断したら刺されてしまった。
それでアスパラの夏秋収穫タイプをやめた。ちょうどよかった。夏秋収穫は、結束までしなきゃならん。徹夜でやって安く買いたたかれることから解放されたが。

