人はなぜ騙されるのか?





本日4月1日はエイプリル・フールですね。

いろいろな企業や人が、凝った嘘企画や記事を出す、年に一度のウソが許される日です(笑って済む範囲内の話ですが)。


このブログでも過去3年毎年エイプリルフール企画をやっていましたが、今年はたいしたネタも思い浮かばなかったので、自分がよく騙される話しを書こうと思います。






冒頭の「人はなぜ騙されるのか?」ですが、ある映画を観たときの最初の感想でした。







その映画とは、











ZOOMBIES 3D!(゚Д゚)クワッ




動物園で動物がゾンビ化しパニックが起きる3D映画です。設定を聞いた感じ、面白そうじゃないですか?


しかも3Dなので、ある程度ストーリーがクソでも3D補正で楽しめますし……。







なんて思って買った3Dブルーレイでしたが、はい、また騙されてしまいました。








こちらの3Dブルーレイ、






アサイラム





ドイツ版

3Dブルーレイ






この組み合わせでピンときたアナタは流石です。







そうです。






3Dブルーレイなのに3D感ゼロ!(´;ω;`)ブワッ 






しかも今まで観た中アサイラム作品で最も3D感がない? というか完全に2Dでしたw





冒頭に出てくるZOOMBIESの立体ロゴさえ3D感ゼロですからね(^◇^;)

なぜこれを3Dブルーレイとして売ったw




ドイツ版のタイトルは「ZOOMBIES 動物の日がやってきた!」でしたが、日本だと「ZOOMBIE ズーンビ」ですね。


もともと2016年のアメリカのテレビ映画ですが、日本では単館とはいえこれを劇場上映してたのがすごいw





舞台は開園を控えた動物園「エデン」。


ここエデンは、絶滅危惧種を保護する動物の楽園になるはずでした。





学生たちがインターンオリエンテーションにやってきたところから始まりますが、この施設の節々が、





某何ちゃらパークそっくりなんですよねw(^^;;


とはいえ低予算なのでショボくて、映像の雰囲気は完全にアサイラム。シャークネードとかもそうでしたが、なんか変な特徴がありますよね。





学生たちが到着したころ、謎のウイルスに感染してゾンビ化した猿がラボの研究者に襲いかかり……。





ラボを逃げ出した猿により感染が広がり、他の動物も次々とゾンビ化し凶暴になって人を襲っていきます。


感染した動物たちを園の外に出してはならないので、全ての門を閉鎖しつつ、原因となった猿を殺すために警備チームのレックスを中心に捜索が行われます。





なんか金欠施設らしいのですが、この追跡GPSシステムの精度がめちゃくちゃ高いw


のですが、B級ホラーお約束の登場人物がバカばっかりなので、それを全然活かすことができず、





次々と犠牲者が……。

低予算(だろう)のわりに、けっこう残酷な感じで人が死んでいきます。





ストーリーも映像もまさにアサイラム品質なのでかなりヤバい。


自分は過去にいくつか経験済みなので自分は平気でしたが、初めてアサイラムの映画を観た人は、最後まで観るのはかなりの苦行だったのではないでしょうか( ̄▽ ̄;)





途中、救助要請を出したことで警察が助けにきます。

が、そこはどこ?というそれまでに出てきていない謎の地下施設に侵入し、ライオンのズーンビにやられて全滅……。


普通だったら、生存者の救助が第一優先でしょw





メインゲートから脱出しようとするインターン生の一人のアンジーが、





感染した動物に襲われるのですが、





動物のCG(ショボい)が出てくるのは一瞬で、あとは引っ張られている人の手や頭が映るだけw



まぁ、低予算映画の定石なのかもしれませんけど、





慣れると脳内変換されるので、(アサイラムクオリティでも)普通に見れちゃいますが……。



絶滅しそうな動物を守るために作った動物園なのに、その動物たちを殺さなくてはいけないことに葛藤するちょっと真面目なドラマパートもあるのですが、あまりのチープさ&登場人物のバカさに右から左へ抜けていってしまいます(^_^;)





B級ホラーといえば子ども。

園長であるエレンの娘テアとコアラの遭遇シーンは、この映画の見どころのひとつ?


あ、意外とグロいシーンが多いので、この映画は小さなお子さんには見せないほうがいいと思います。





全然関係ないところに何とかパークのオマージュシーンが入ったり、





雑な合成だったり、





そしてラストは予想通りw


いや〜、アサイラム最高!なZ級ホラー映画でした。





ちなみに、ドイツでの評価を一部紹介すると、



★☆☆☆☆

低予算でも本当に悲惨

ドイツでのレビュー 2022年8月17日

ゴミ映画といえども、ここはひどい。

序盤の大まかなストーリーは皆無、演技は本当に下手、動物たちのアニメーションも動きもお粗末。ストーリーはあまりにも「バカ」で非論理的。

もっとひどいのを見たことがあるが、これはキラートマトに近い。

金返せ。




とか、



★☆☆☆☆

絶対に笑えない

2017年1月20日にドイツでレビュー

この映画は出来が悪いだけでなく、ホラー映画の何物でもない。

ひどい描写のホラーコメディを見たいなら、うってつけの場所に来た。5分ごとにバカにする新しい何かがある。ゾンビ象を「浮かせる」影。肉食獣に足をもまれた女性が、何キロも走って車に戻る......傷はどこ?

永遠に続くかもしれないが...いや、時間の無駄だ。

それに4ユーロも使ってしまった。

それが恐怖だった。

ごめんね、みんな。



というのがほとんどなのですが、中には、



★★★★☆

典型的な亡命

2016年5月30日にドイツでレビュー

すごいアニメーションや大げさな俳優を探している人は、アサイラム作品をよく理解していないので、この映画には近づかない方がいい。一方、『シャークネード』や『ゾンビバー』のようなくだらない映画が好きなら、間違いなく見ることができる。個人的にはかなり気に入った。



という高評価も。

まぁ、これにつきますよねw

普通の映画では許されない演技や演出が許されてしまうのが、アサイラムクオリティ。


それが楽しめる人以外はアサイラム映画は見ちゃいけないんですよ(゚-゚)(。_。)(゚-゚)(。_。) 



でも、知らずに見ちゃったら星1になっても仕方ないわなwww

自分も3Dと書いていなかったら見てなかったと思います。



個人的な評価は、

ZOOMBIES 3D

★★★☆☆

3D感:E(完全に2D)
ストーリー:B
オススメ:B


3Dではありませんでしたが、何ちゃらパークを意識した動物園パニックホラーというちょっと変わった内容だったので、意外にも楽しんで観られました。


なので、3Dブルーレイなのに3D感がゼロだったのが本当に残念でなりません。というかこの映画って絶対3D前提で作られたやつじゃなくて、後から無理矢理3D変換して3D版作った高速ばぁばとかと同じドイツ版パターンだよね(まだ高速ばぁばのほうが3D感あった気がする)。







しかしこのズーンビ、人気があったのかどうかわかりませんが、






なんと続編がありますw(^-^;





2019年の映画(テレビ映画?)ですね。

Amazonプライムになぜか2だけあるんですよ。


さすがにこちらは3Dブルーレイは出ていないようです。





プライム会員は無料なので、テレビで見てみました。



今回の舞台は、





自然保護区!(  ゚ ▽ ゚ ;)エッ!! 



ヤバすぎじゃない?

前作の動物園でさえあんなに大変だったのに……。





舞台が大幅にパワーアップしたと同時に、





登場人物のバカ度もパワーアップ!(´°ω°)チーン



1より見ていてイライラするシーンが多かったですね。

予算が増えたのか、CGシーンが増えていましたが、




どうしても、何ちゃらパークのオマージュは入れたいらしいw



前作より登場人物の馬鹿なシーンが多すぎて(動物を閉じ込めなきゃいけないのにドアを閉めない、動物に気づかれるから声を出すなといっているのにずっと大声で騒ぎ続けるなど)、途中でイヤになりましたが最後まで観ると、




ラストが驚愕でした!Σ(゚д゚lll)




ええええーーーーーーっ!

これって、1を見ちゃったら絶対2も見ないとダメじゃんw

ラストのおかげで、途中見ていて苦痛だったのが報われた気がします(•̀ᴗ•́)و ̑̑ぐっ



2を観た後に2のレビューを見てみたらガンガンネタバレしていたので、気になっている人は絶対にレビューサイトを見ないほうがいいと思います。


2Dで十分なので、B級ホラーZ級ホラーと何ちゃらパークが好きな人は、暇すぎて他にやることが何もないときにでも観てみてください。








と、話はここで終わらず、さらにですね、





同じ監督によるズーンビの関連作(スピンオフ)があります。

シーワールドZって、なんて馬鹿な邦題w(原題はAquarium of the Dead)


が、こちらは楽しいのは最初だけで途中から本当にクソ映画だったので、アサイラムクオリティの映画に飢えている人以外は見なくていいでしょう。