ファイブスター物語の作者であり、エルガイムなどのメカデザイナーとしても知られる永野護氏のデザイン展へ行ってきました。





この日は全国各地で強風でして、所沢では常に10m以上、一時20mを超える風が吹いており、東所沢駅周辺も砂埃が舞って遠景が黄色っぽく見えるほど……(゚Д゚#)



駅から徒歩10分くらい?





ホラー映画のオープニングのように揺れる木々の間を通って、





ところざわサクラタウンに到着。

はじめて来ましたが、





角川武蔵野ミュージアム、写真で見るよりかなりデカい!(゚Д゚#)





左手には大魔神がお出迎え。





現在の展示案内の看板がありましたが、





強風で前に後ろにびったんびったん動いてたw(^◇^;)


帰るころにはさらに風が強くなっていたので、さすがに片付けられていました。





ミュージアムに入り、ほっと一息。
しかし今年の春は本当に風の強い日が多いですね。

当日券2,300円を購入し、




3階の永野護デザイン展会場へ。





入り口にあるメインビジュアル。


入場するとここからしばらくは撮影禁止で、永野護年表、エルガイムやZガンダムなどのメカニックデザイン原画展示があります。



このあたりはエルガイム以外はそんなに興味がないので半分流し見で進みましたが、エルガイムMkⅡの解説画なんかは細かい文字までじっくり読んじゃいました。


1984年に何かブレイクスルーがあったのか、それまでややモサっとしていたロボットの立ち絵が急にスタイリッシュになっていましたね。




その後は、本命であるFSSの展示コーナーへ!


赤いカーペットが敷かれたファイブスター物語コミックス表紙原画展示コーナーからは静止画のみ撮影可能になります。





1巻の表紙。

自分がFSSを知ったのは2巻が出た少しあとでしたが、当時1巻を読んで一回じゃ話がわからなかった記憶があります。





単行本の表紙サイズだとわからないディティールがスゴい……。ラキシスの表情もよく分かりますね。


数十年の時を経て、イラストの原画に会えました。





1巻に続き特に印象的だったのが3巻の表紙。


FSSの表紙はその巻に収録されているストーリーがモチーフになっているのですが、この表紙は特に衝撃的でした。





え?

この絵、クローソーは笑ってるの?((((;゚Д゚))))


ずっと泣いているんだとばかり思っていましたが、どっち???





12巻のカバーイラストは、人気キャラのクリスティン・Vとモーターヘッド・ネプチューン。





クリスは自分も大好きなキャラクターです。

最初に出たときから(プルーノへの伝言シーンの吹き出し内が初出だよね?)、まさかこんな役割を背負うことになるとは思いもしませんでした。


フィルモア帝国って、3巻まではただの憎き敵国だと思っていましたが、その先を読むと認識が変わりますよね(全ての国、キャラにも当てはまりますが)。



いや〜、凄かった!

17巻分の表紙イラスト原画を見れただけで、入場料の元が取れちゃいますよ!ヽ(゚∀゚)メ





お次はキャラクター展示。このあたりは原画ではないですね。





なかなか見れないセル画の色指定や、





こちらは原画イラストですね。





奥には立体物の展示コーナーが。





超巨大なダッカス!

1/24スケールの参考展示でしたが、これ販売したらおいくら万円になるんですかね?((;゚Д゚)ガクガクブルブル





1/72のマグナパレス!

市販モデルだとこれでも巨大ですが、さっきのダッカスを見たあとだとちょっと小さく見えちゃいますね(⌒-⌒; )





マーク2もカッコいい!





ツァラトウストラ・アプターブリンガー。


実はこれと、





こちらのモーターヘッド・LEDミラージュは同じものです。


どちらも同じロボットで同じ装備なんですが、FSSを知らない人には何を言っているのかわからないですよねw



どういうことか説明すると、ファイブスター物語は出てくるロボットの名称とデザインが、13巻から突如それまでと全く別物になってしまったんですよ(その他のものもデザイン&設定や名称変更多数)。


普通だったら、12巻も連載を続けてきたロボットのデザインがガラッと変わることなんてあり得ないですよね???



ファイブスター物語のすごいところは、初期設定のモーターヘッドもカッコいいけど、13巻から突如世界感を一新したゴティックメードもカッコいい点ですよね。

永野護氏は本当に天才だと思います。





以前販売していたLEDミラージュのバストアップモデル。

こんなの家に飾りたいな〜。





その先にあった、ナイトオブゴールドの鉛筆描き原画!(๑˃̶͈̀o˂̶͈́๑)





こちらは着色バージョン。

いや〜、なんか久しぶりに劇場版も観たくなりました!



出口手前にゴティック・メードのダイジェスト版映像が流れていましたが、いいかげんそろそろUHDで出してもらえませんかね?


すでに4KUHDでさえ死滅しそうですから、これ以上解像度の高いメディアは配信も含めて出ないでしょうし、4Kでも十分(ほとんどの人が違いがわからない)と思うのですが……。





劇場版ゴティック・メードの原画もいくつか。





ヤクトミラージュのフル装備全身イラスト。

バスターランチャー長すぎ! 本体の高さが約50mで、バスターランチャーまで含めると200mですからね(゚Д゚)クワッ


漫画の中でも、シャフトが天照を救出しに来たときの圧巻の大きさ(とスケールを超えたスピード)には、読んでいて息をするのを忘れたくらいの衝撃でした。



そして、





こちらがヤクトミラージュの現在のデザイン。

ちょっとケモノっぽさが足された感じ?


バスターランチャーは短くなってますね。LEDのフレームランチャーも短くなってるし、さすがにあれはやりすぎたと思ったのでしょうか?(^^;;





出口にはカレン様等身大入り落書き&メッセージパネルがありました。

著名人からのサインのほか、ここを訪れたファンからのメッセージ付箋が貼り付けてありました。





この辺りは永野護先生本人が描いてますねw

カレンの胴の細さより、身長の高さに驚いてしまいました。





アムロのイラストの脇にyasuと書いてありましたが、安彦先生???



そして、





いのまたむつみ先生のサインもありました。



実はこの日、東所沢に着く本当に直前に、いのまたむつみ先生の訃報が流れました。

3/10に急逝されたとのことです。


いのまたむつみ先生といえば、宇宙皇子が劇場版ファイブスター物語と同時上映でした。

なので自分はいのまた先生はテイルズシリーズとかではなく、宇宙皇子のイメージが強いんですよね。



まさか永野護デザイン展を見に行く途中で訃報を知るとは思わなかったので、こちらのサインを見たときは余計に信じられなかったです。

いのまた先生のご冥福をお祈りいたします。





展示出口には、グッズ販売コーナーが。

図録を買おうと思っていましたが、売り切れており通販での購入となっていました。


送料がかかるのでグヌヌと思いましたが、記念ですので購入しました。





特典のピクチャーチケットをもらいましたが、折らずに持ち帰るために、チケットフォルダを買わされるという孔明の罠……。


ピクチャーチケットの絵柄はラキシスとインタシティでした。

すえぞうを抱いたアトロポスが欲しかったな〜。





中に何が入っているかわからないクローズドパッケージのカバーイラストミニアクリルブロックと名言アクリルキーホルダー。


購入制限が45個までと51個までって、そんなに買う人いるんだろうか?

と思ったけど、メルカリでいいお値段で転売されてたから、ガチファン以外でもまとめ買いする人いそう……。





お隣にある武蔵野坐令和神社では、3種類の永野護デザイン展コラボ御朱印が販売していました。


さすがに3つは買えないので、





Cのこちらを購入。



あとは、





ミニアクリルブロックも1個買いました。

1巻の表紙が欲しくて買いましたが、さすがに1/17ですからねぇ。中身は何でしょうか?



開けてみると、





1巻キター!ヽ(゚∀゚)メ



一発で引けました!

ガラスケースに飾っておこうかな。




いや〜楽しめた。

東京から近いようで遠いような微妙な位置にあるのに、しかも平日だというのにけっこう混んでいましたね。

とりあえず今日行けてよかった(すっかり忘れていたので)。



永野護デザイン展は3/24までやっているので、気になっている人は行ったほうがいいですよ!