東京湾では、本日7月1日より富岡沖が解禁になります!


今年の東京湾船タコ釣りはわりと好調なようなので、根掛かりの少ない富岡沖の解禁を待っていたタコ釣りファンも多いのではないでしょうか。





船でのマダコ釣りは、かつてはテンヤという仕掛けを使った手釣り(竿を使わず糸を直に手で掴んで釣る)がメインでしたが、現在では竿を使ったエギタコ釣りが主流になっています。


タコ釣りは普通の魚釣りと違い、餌の付いた針を魚が咥えた瞬間にアワせて針がかりさせるのではなく、タコエギを餌と勘違いして捕まえようと乗っかった時にアワせて引っ掛ける釣りです。




タコ釣りなんて簡単だろ……と思う人が多そうですが、これが実際には腕の差が顕著に現れる釣りなんですよね。


腕の差が出るのは、釣り座(座席の場所)の優劣を除けば、


①仕掛けを底から離さずにしっかり誘えているか

②タコのアタリをちゃんと取れているか

③タコがちゃんと乗ってからアワセているか


の3点にあると思います。



①に関していえば、流れが速く底が取れない場合は船宿指定のオモリより10〜20号重めのものを使うといいと思います。

根掛かりが多い場所では重くすると根掛かりしやすいので、底がわからなくなったら仕掛けを上げて入れ直すといいでしょう。

底が取れないのにヒラヒラした集魚部品を途中に付けている人は、間違いなく取ったほうがいいですね。アレが付いているから圧倒的に釣っている……という人は、一度も見たことがありません(⌒-⌒; )



②に関しては、専用竿を使いましょう。

マダコは硬ければなんでもいいと、いろいろな竿を流用する人も多いと思いますが、専用開発の竿はやはりアタリがわかりやすく、釣りやすいです。

個人的にオススメなのは、ずっとメインで使っている、



ハリミツのエギ蛸ライト175。

この竿はオモリ30〜50号使用の場所では本当に釣りやすいです。他の船タコ竿よりティップが柔らかいのでアタリがわかりやすく、パワーもあるのでタコの引き揚げも楽。

デメリットは175gと重い点ですね。この調子で軽い竿ってないかなぁ。



③に関しては、誘いながらラインを張ってしっかりエギを抱いていることを確認してからアワセることが重要ですね。

ただし、流れが速いときに前アタリの段階でラインを張りすぎるとタコがエギを離してしまうことがあるので、そういうときは竿先を少し送り気味にして張らず緩まずで誘います。


あとは、前アタリ(腕でタコエギを掴んだ違和感のみ)でアワセてしまうとすっぽ抜けるので、しっかり誘って本アタリ(タコがエギに覆いかぶさっており、船の動きでぐいーんと引っ張られる)が出てからアワセます。


エギを動かしっぱなしにしていればすぐには離さないので、本アタリが出てからラインを巻き取りつつ竿先を下げ、大きく一気にアワセを入れましょう。



前回行った今年初のタコ釣りでは、手すりの低いミヨシで立って釣っていたためラインテンションをしっかり張ってアワセをしていなかったのが敗因でした。

久しぶりにやると、釣り方忘れますよね(^^;

やっとそれに気付いたら、雷で早上がりというなんとも残念な状況だったので、次回はたくさん釣りたいです。





あとは、オモリ選びによっても釣果が変わるのではないかと思っています。


といっても、これも釣り方や癖次第だと思いますが、突き詰めていけば六角オモリ、丸オモリ、棒オモリ(ホゴオモリ)で釣果が変わるのでは?





と思って、手持ちの30号オモリを並べてみました。


いちばんよく使うのは左から2番目の六角オモリ。

このオモリが寝る→起きるを繰り返すことでタコエギを動かします。オモリが底から浮かないことがポイントです。


左から3番目のホゴオモリは、根掛かりが多いポイントで使います。とはいえ、引っ掛かるときはホゴオモリでも根掛かりしちゃいますけどね。


いちばん右はタングステンかつ沈みが速いデザインのダイワドラゴンシンカーTG。

タコ釣りもいち早く仕掛けを落とした人からチャンスがあるので、もしかしたら意味あるかも?

怖いので、絶対に根掛かりのないエリアでしか使えませんまが(^◇^;)




根掛かりがしない場所であれば、実はいちばん釣りやすいのでは?と思うのがいちばん左の丸オモリ。

スナップサルカンを使えば、六角オモリのようにバッタンバッタンしなくてもエギが動きますよね。


さらに、これならオモリを持ち上げる動作がないため重くなった=タコがエギを掴んでいるというのがすぐわかります。


まぁ、実際には根掛かりしない場所でも底の形状やら底質(砂なのか貝殻や小石のガレ場なのか)によっても変わりますから、どれがいちばんとも言い難いですけどね。




釣行中は海の中が見えないので、アクリルケースで動きを見てみました。

実際には塩水だからエギがもっと浮くと思いますが、参考にはなるでしょう。




まずは丸オモリ。底につけた状態。

これがいちばんいいと思っていましたが、実際にやってみると、






あれ?

オモリが持ち上がらないようにしながらガシャガシャやっても、エギが全然動かない……Σ(・□・;)

これはダメですね。





いつもの六角オモリ。

オモリを寝かせた状態から、ぴょこぴょこ持ち上げたり寝かせたりするのですが、





このピョコっと持ち上げる重みが、アタリをわかりにくくしてる気がするんですよ。





動かすと、エギは思ったとおりに動いていました。
これはイメージ通りだな。


それなら、




丸オモリに連結スナップスイベルを付けたらどうだろう?





持ち上げ幅はこれくらい。

ガシャガシャ動かすと、





お、悪くないかも?(*゚▽゚*)

いい感じにエギが踊っています。

これならオモリを底にベタ付けでもエギが動かせそう(•̀ᴗ•́)و ̑̑ぐっ



オモリに連結スナップスイベルを付けると、





こういうふうに底からかなり浮いちゃうイメージでしたが、もっと底付近で動くんですね(流れがあったら底から少し浮くとは思うけど)。

まぁ実際はラインが10〜20m出ているのだから、これくらい誤差なんでしょうか。それともアクリルケースの動きに近いのか?



明日また船タコ釣りへ行くので、余裕があればオモリを替えて試してみようと思います。

それくらい余裕があるほど釣れたらいいのですが……( ̄▽ ̄;)