以前、Vuze XRで浅草を歩いたときにソフトウェア手ブレ補正を使っても揺れが大きかったので、ジンバルを買ってみました。




昨日の記事でも触れましたが、先日谷中銀座へ行ったときにテスト動画を撮ってみたので先に動画をご覧ください。








今回は夕焼けだんだんの階段上から商店街の端っこまで一気に撮影しました。
夕焼けだんだんの階段もなかなかスムーズに撮れていますね。

途中、何度か意図せず少し横を向いてしまうことがあったので、ジョイスティックで正面にパンしていますが、そこ以外は浅草の動画と違って歩きでも揺れが少なく見やすいと思います。





メンチカツで有名な肉のすずきの前に来ました。

普通の動画だとこんな風に正面しか見れませんが、VR180動画なら、




動画の再生中にリアルタイムで横を向くことができます。これ、撮影中にカメラを右へ向けたわけじゃないんですよ! 
パソコンのYoutubeサイトや、スマホのYoutubeアプリで開けば、上下左右自由にグリグリ見ることが可能です。なかなか不思議な感覚だと思います(゚ω゚)

しかも、VRゴーグルやPSVRがあれば3Dで見られるんです。これは一度体験してみてもらいたいですね!ヽ(゚∀゚)メ




人気のお惣菜屋さんいちふじも見れます。
人混みだと早く歩きがちですが、こういう動画を撮るならゆっくり歩かないといけないですね。

とはいえ、近くに人が来てしまうと周りが映らないので、そのあたりのバランスが難しい。歩き動画なら、平日にのんびり撮影するのがいいのでしょうね。


あとはひたすらまっすぐ歩いて撮影し、視聴中に横を見れるようにするのがいいのか、アメ横動画のように気になったところはパンして寄るのがいいのか、どっちが映像として面白いのかも考えどころです。







前置きが長くなりましたが、購入したジンバルはこちら。




Feiyu-TechのG6Plus

スマホ用のものではなく、ミラーレスなど小型カメラからスマホ、GoProまで使える優れもの。
耐荷重は800gと汎用性が高いですが、お値段もスマホ用スタビライザーの3倍とお高い……(;゚Д゚)(゚Д゚;(゚Д゚;)




本当は使えなかったときのために、小型でリセールバリューの高いOsmo Mobile 2を買ってアタッチメントを自作しようと思っていたのですが、Osmo Mobile 2は、


・耐荷重が思ったより低い(240g)
Vuze XR本体は212g。自作アタッチメントやマウントプレートを改良したマウンターを作って付けると積載重量オーバーになってしまいそう。
そもそも何かあってカメラが落下するのが怖い。

・形状的に撮影時は逆持ちしなくてはならない
スマホだとジンバルが映り込むことがないけど、Vuze XRでは逆向きに設置しないとアームや軸が映り込んでしまう。逆持ちだとジョイスティックが使えないなど不便そう……。


なので、いろいろ現物を見て、ダメ元でG6Plusにしました。しっかりカメラが固定できるし、小型カメラ用なので、まだ小型かつ安め(十分高いけど)だし。

購入前にOsmo Mobile 2とG6Plusの実物を実際に見比べましたが、そもそもジンバル自体がどれも小型な機器ではない(Osmo Mobile 2が小型軽量といえども、持っちゃえばG6Plusもたいして変わらない)というのも、G6Plusの購入の決め手ですね。






G6Plusの実際の使い勝手ですが、まずはこちらを見てください。




テーブルの上で自立中。

ですが……。G6PlusにVuze XRを載せても電源を入れる前は、


この姿勢でしかバランスが取れません_:(´ཀ`」 ∠):


どうやら、本来ジンバルは基本的には電源オフ時に載っているカメラをどの向きにしてもバランスが取れていないとNGみたいです。

G6Plusは耐荷重が800gなので余裕かと思いきや、Vuze XRだと重心が高いのでバランスが難しいですね〜。自立できる場所を探すのに苦労しました。
電源を入れなくてもこのド垂直時のみ自立可能なものの、ちょっと動かすとアウトなので、これはメーカー的には完全に非対応扱いでしょう( ̄▽ ̄;)

なので、もしこの記事を読んでこの機種を買おうと思った人がいたとしても、自己責任でお願いいたします。
バランスが取れず使えなくても自分は一切責任を持ちません。




まぁ、電源を入れれば、動画で見てもらったようにこのままでも問題なくスタビライザーとして動くんですよね。
ちゃんとバランスが取れていれば、モーターが無理して動くような異音や振動ブレもありません(バランスが取れていないと異音と振動が出ます)。


それよりも見てもらうとわかりますが、この組み合わせだとかなりデカイです。
でも、最近だとこういうのを持っていても、通行人から色物を見るような目でガン見されることはないんですね。マジマジと見ていたのは2人くらいでした。




3軸のスタビライザーなので、カメラを動かしても自然な映像が撮れます。下げていってもスムーズ。

垂直でバランスが取れるところに合わせるとこのように一応は使えるので、横に200gくらいのウエイトを足したベースをしっかり作って重心を下げれば、今よりもっと安定しそうではあります。
時間があるときにそれも試してみたいのですが、なかなか時間が取れません。




重量はG6Plus663g+Vuze XR212g、両方で875g。
重さ的には、デジイチにレンズを装着したものを持ち歩くことを考えれば大したことはないのですけど、なにぶん持ちにくいのとバランスが悪いので重く感じます。

グリップも握りやすくはないので、ちゃんと持っていないと落としそうで怖いです。人混みの中に入るときはしっかり持っていないと危険ですね。
というか、そういうところでは撮影は中止して両手で持っていないとダメでしょう。




基本はこんな風に、自分の目線のやや下で斜め前に構えるのでしょうか。
この写真では付けていませんが、G6Plusの底に三脚用のねじ穴があるので、ストラップを付けておくとよさそうです。

まぁ重いしデカいので、あまりオススメではないですが、ジンバルを使うとなるとほかにコレ!という選択肢がないのも悩みどころですね。




最初に書いたとおり、向きを固定するロックモードでまっすぐ歩いていても、たまに勝手にふらーっと少しですがパンしてしまうことがありました。

これが慣れなのか重心のせいなのかは……ジンバルを使うのはこれが初めてなので、もう少し使ってみないとわからないです。




今回はジョイスティックでパンの補正をしていましたが、G6Plusはサイドの多機能ノブ(親指を載せているダイヤル)にパンを割り当てられるので、そうすればもう少し自然に動かせそうな気もしました。

ただし、軸の向きによってはパンしたり動かすとバランスが崩れておかしなことになるので、あまり大きくは手動では動かせないですね。

あと、グリップ裏側にあるトリガーボタンを押せばいつでもロックモードになるはずなのですが、ならないのは故障なのかなんなのか不明……(-_-;)







先日の記事でもアップした、根津神社の千本鳥居のVR180動画です。見ていない方はこちらもどうぞ。



G6Plusを買ってからすでに2週間以上経つものの、忙しくて撮影しに行く時間がないため、まだファーストインプレッションだけですが、近々またこのジンバルを使って撮影してきて記事と動画をアップしようと思います。

内蔵スタビライザーとソフトウェアでの補正だけではここまでスムーズに撮れないのは、お正月に撮った浅草動画で実証済みなので、自分的にはこれくらいスムーズに撮れるなら買って正解でしたが(お正月セールで少し安く買えたし)、この機種の購入を悩んでいる方は、次回の記事を見てから決めてもいいと思います。


ジンバルレビュー第二回目はこちらをどうぞ!


VR180動画の再生リストです。




Vuze XR関連の情報・VR180動画は、こちらにも記載してありますのでどうぞ。