もう数日経っていますが、火曜日にニュースで知りました。
ヨコジュンこと横田順彌さんがお亡くなりになったんですね。ご冥福をお祈りいたしますm(_ _)m

まさかヨコジュンがこんな大きなニュースに⁈と思ったら、SF界でも有名な方で、最近では明治文化史研究家としても知られていたんですね。
クッソくだらない(褒め言葉で)小説を書くだけの人だと思っていました( ̄▽ ̄;)



横田順彌氏といえば、ハチャハチャSFと呼ばれる、トンデモSF小説で有名な方ですが、自分がよく読んでいたのは中学生の頃。
その頃は、ヨコジュンとか都筑道夫とかの小説を、古本屋の100円コーナーで買い漁っていました。

今から考えたら、あの頃がいちばん本を読んでいましたね。
将来は本を作る仕事がしたい、と思ったのは高校生の頃ですが、この頃本を読むのが好きだったのも影響しているんでしょう。



ヨコジュンのSFは、中学生当時の自分にとっては衝撃的……にくだらない話ばかりで(^◇^;)
当時はハヤカワSF文庫で知らない外人のSFとかもたくさん読んでいたので、氏のメチャクチャなSFは異質中の異質。
でもそのくだらなさがクセになるというか、バカバカしいんだけど面白い(•̀ᴗ•́)و ̑̑ぐっ

中学生なので書評などは読まずに、適当に店頭で裏書きをサラッと読んで面白そうなものを購入していたのですが、ヨコジュンの名前は一発で覚え、行くたびに新しいヨコジュンの本が100円コーナーにないかチェックしていたものです。
なので、今でもヨコジュンの名前はクッキリと記憶に刻まれているんですね。


SFだけでなくショートショートも書いていて、ヨコジュンのショート博覧会だったと思うのですが……。
新婚夫婦の旦那が、奥さんの料理にソースを掛けて食べると、なぜか金髪の女性(旦那にしか見えない)が目の前に出てくるという話があるんですよ。
ソースが合わない料理にかければかけるほど露出が増えて現れるのに気づき、その行為はどんどんエスカレートしていく……のですが、それがメチャクチャ面白くかつ衝撃的で、こんな突飛もない発想をする人もいるんだなぁと驚いたものです。


その頃ハマっていた都筑道夫も好きで、雪崩連太郎シリーズとかは、今こそドラマ化して欲しいです。テレ東あたりピッタリだと思うのですがね。
短編集の黒い招き猫とかも好きだったなぁ。

数年前に都筑さんの訃報を聞いたときに、あぁ、亡くなってしまったんだな……と、小さな衝撃を受けましたが、今回の横田さんの訃報も、中学生のときに最も好きだった作家の一人なので、なんとも言えぬ寂しい気持ちになりました。







もしかして、ヨコジュンのショート博覧会はとっておいてないかなぁ……と仕事部屋の小説置き場を探したもののなく……。

そうだよね。
何度も引っ越ししてるし、中学生の頃買った小説なんてとってないよね……と思ったら、





ありました!o(*゚∇゚*)o 


リビングの本棚の奥の奥から見つかりました。
ヨコジュンのほかの本はありませんでしたが、これだけはやっぱりとってあったんだ。

まぁ、よくまだあったものです(⌒-⌒; )
それだけこの本が好きだったんだよね。




先ほどの金髪美女が出てくる話は、頭の中の美人というやつですね。

そういえば最後のかたつむりも面白かったなぁ。
何気にタイトルを見ただけで話が思い出せます ( • ̀ω•́ )✧




中学生に戻った気分で、久しぶりに読んでみようと思います。