怪談を4カ月絶っていたから、
久しぶりに読むと、多幸感あふれてくる!
わたしの脳みそ、どうなってんだろうか?
ここに出てくる怪談はどれも恐ろしい。
なのに幽霊よりも、霊障に関係した生きてる人間の本性が醜すぎておもしろい。
霊障の恐ろしさよりも、欲が勝る醜い人がたくさん出てる。
ある意味、逞しい。
でも、みじんも羨ましくない。
一話一話に込められた、生々しい人間の醜い本性が、
無性にわたしの好奇心を刺激するのだ。
井上芳雄の「ミュージカル時代」を読んでる時よりも、
怪談を読んでいるときの方が、多幸感につつまれる。
それを再認識した、本書。最高!
デトックス後の脳に、グングン入る。
▼お気に入り
鎖骨 / 鎖骨の「骨」を愛でる男
デリーちゃん / 腐敗臭をまきちらす娘を手放す母
バックロールエントリー / 繰り返し墜落する男
永遠のストーカー/ 娘が映る写真のすべてに現れる鬼畜な元旦那
胃薬が不要になった件/自分の生霊と共に、パワハラ上司に仕返しする男
七日榊 / 撮り鉄への災いを放置する男
効果は抜群だ / 10日以内にボケが加速する神社に上司を送り込む男
我を崇めよ/ セブアノ語の手かざしで従業員を懐柔する清掃員パート
臭い物には蓋をする/ 助けを求める子供の霊をムシしDIYに没頭する男
猫マット/ 轢かれた猫を玄関のラグマットにする屑男
連れ合い/ 暴力をふるい視力を失い死んだ妻に首を絞められ続けている男
堕ちる /付き合う女がかならず流産呪いを逆手にとる俳優志望の屑男
地獄の佳美さん / 空き部屋の隣室から毎年聞こえる夫婦喧嘩
佳美さんの新たな地獄 / 世間の冷たい風に復讐するため呪いの力をえたデリヘル嬢
近くて遠い故郷 / 廃屋で怪談話を創作したせいで首切りに憑りつかれた男
心霊スポット千本ノック/ 妹の苦労を知らずに調子にのりすぎた双子の姉
色紙を破り捨てた日 / 老後の暇つぶしに昔いじめた女の地縛霊をいたぶる叔母
四十五度の女 / 幼子を車内に放置し死なせてしまった女の表と裏
ヒトツの神 / 双子が生まれると半壊してしまう村に嫁いだ嫁
ペットフード / 子供の霊を餌付けする女
まつぼくり / 庭の松に出現する霊をみたく従業員家族を犠牲にする男
あー、楽しかった。
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出版社 : 竹書房 (2025/12/26)
▼ほんんとうにド腐れ!
