映画監督ラース・フォン・トリアーが設立した
デンマークの映画製作会社「ゼントロパ(Zentropa)」の作品。
ラース作品によくみられる実験的な映画を得意とする。
ゼントロパで製作された作品は、
- ダンサー・イン・ザ・ダーク
- イディオッツ
- ドッグヴィル
- アンチクライスト
- メランコリア
- ニンフォマニアック
- 偽りなき者
- アナザーアラウンド などなど
その「ゼントロパ」が、女性向けの官能映画を製作した。
いわゆる、ポルノだ。
女性向け官能映画を定義した「Puzzy Powerマニフェスト」に基づき、
スタントなしの実際の性描写を取り入れながらも、
女性の自立と心理を丁寧に描いたロマンティック・コメディ。
と、能書きがある。
女性の性欲や、感じるツボは抑えられていると思う。
たんに挿入だけでなく、前戯もしっかり描写されているし。
だけど、「恋愛」する男があまりにもチープなキャラ設定だった。
実に中身のない、何も考えてないありふれた男設定だった。
コメディ感も、ユーモアもゼロ。
このストーリーに女性は感情移入できるのだろうか?
これは完全に失敗作。
監督の腕が悪い。
案の定、この監督はこの作品以降、映画を撮っていない。
ラースの問題作のような衝撃もない。実験、失敗。
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2005年 デンマーク
監督: ジェシカ・ニルソン
上映時間: 91分
キャスト: グリ・バイ、マーク・スティーヴンス、アイリーン・デーリー
あらすじ: 衣装デザイナーとして奔放な恋愛を楽しんでいたアンナのもとに、5年前に別れた元恋人のヨハンが現れる。再会を機に、彼女の心は揺れ動き、自分にとっての真実の愛と性のあり方を見つめ直していく。
デンマークは世界で一番ポルノ規制が緩やか国。
だからといって、何をしてもいいわけではない。
「同意」と「性暴力」は厳しく取り締まっているのだと。
子ども達への性教育も幼少期から進められていて、
だれもがオープンに性の悩みを語れる環境にしている。
なぜそういった方針をとったかというと、
1969年、デンマークは世界で初めて成人向けのあらゆるポルノ(映像・写真含む)の制作・販売を合法化した。法相が「ポルノを解禁すれば、人々はすぐ飽きて興味を失うだろうし、性犯罪も減るはずだ」という仮説を立てて踏み切った。
実際、解禁後の数年間は性犯罪(特に露出狂や痴漢など)の件数が減少したというデータもとれているようだ。
そして70年代には「ポルノといえばデンマーク」と言われるほど産業が潤い、世界中から観光客が押し寄せた。しかし、80年代に入ると市場が飽和し、映画産業が衰退。その反省から、ラース・フォン・トリアーらの世代は「単なるエロではなく、芸術性の高い性描写」へとシフト。これが、ラースの作品をはじめ、『オール・アバウト・アンナ』が生まれる土壌になったようだ。
主演のグリ・バイ以外は、ポルノ女優を起用。
普通にドラマに出演していた女優を、ポルノに起用したことは、
デンマークではかなり衝撃だったらしい。
日本はどんどん規制の方向に走ってるが、性犯罪者は減ったのだろうか。
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OSK、終わりにかをりさんの会社の従業員の方、おふたりと4人でお食事。
びっくりするぐらいスレてない方たちで、
めちゃくちゃ驚いた。
もっと仕事効率のいい人を雇ったらいいのにと思うが、
もう家族みたいなものだから、最後まで面倒る、と言っていた。
先日のセイラとは真逆!
▼コーヒーマティーニ
そしてふたりで、ステーションホテルの上のバーへ。
お値段びっくり、財布に激痛だが、めちゃくちゃ素敵なバーだった。
鉄道好きには、たまらないおしゃれな仕掛けがいっぱいあった。
▼パイナップルのロングをたのんだら、なんともハッピーなカクテルが!
かをりさんとの会話がおもしろくて、
ふだん飲み仲間とは絶対に話ができない
政治のはなし、世界情勢のはなしから、芸事のはなしまで、
今日見た舞台について、浅い見方でなく、
少し腑におちないモヤモヤについて、
あーでもない、こーでもないを深堀できて、ほんとうに会話が楽しい。
深く、広いはなしをずっとしていられるから、
ついつい飲みすぎてしまう。
本当におもしろい。
ユダヤとヒトラーに関する考察は、激オモロだった。
勉強代、もしくは習い事と思いながらも、
酒代の支払い額には、毎度、びっくり。割り勘だけどね。


