いくつか、おもしろいポイントはあった。
「人間燃料」という概念とワードは新鮮だった。
資本主義のピラミッド構造の最下層を、「燃料」呼ぶのはおもしろい発想だ。
竹野内豊が、眉毛なくして真っ白い入れ歯をして、
ベンチャーヤクザを演じているのは、おもしろかった。
「彼女がその名を知らない鳥たち」以来のクズっぷりは、
もっと観てみたい!という気持ちになったぐらい、よいキャラクターだった。
「豊臣兄弟!」で、わたしの中の織田信長は、
小栗旬に固定されてしまい、
あのカリスマ的な支配者の演技にすっかりハマってしまったが、
このドラマでのキャラクターは、イマイチ魅力に欠けた。
小栗が演じるには、普通すぎた。もったいない。
新人のUTAの存在感も、なかなか堂々としたものだった。
と、わたしがおもしろいと思ったポイントはここまで。
Youtuber兄弟は、サブキャラに徹すべきだし、
あの丸1本の兄弟愛の話は「なに見せられてんだ?」という
気持ちになるほど、本筋にはいらない話だった。
広瀬すずと林遣都サイドへの配慮がみえみえ。
そして最大のガッカリは、オチ。
はじめっからずっと、蒼井優演じる京子が仕組んだことってことは、
国際スパイ級の計算力と、設計力と、演技力がないと成立しない。
TVの記者レベルで、組み立てられる話じゃない。
ようは現実離れしすぎているのだ。
それでは、最後、興醒め。
そもそも京子の仕込みなら「文庫ラーメン」は以前、どこにあったんですか?
という質問さえ、演技と言うことになる。
復讐目的と、スクープ目的がごちゃごちゃになり一貫性がない。
復讐目的なら、関係者が判明した時点で、さっさと殺せばいいのに。
急にスクープ狙いにかわるところが、よく分からん。
ホワイトセンターの場所も存在も知ってたわけだから、
知らんふりして探そうとするフリするのが分からん。
京子の行動に一貫性がないことに、憤りさえ感じた。
あれは、なんだったの?
脚本家が韓国人ってことで、復讐劇になるのは分かるけど、
なんだこの脚本?って思った。
小栗旬は、オファーを受ける際、脚本にこだわりを持っているときいたことあるが、
このオチで納得してんだろうか?
オチにがっかり。
それともわたしが、この大いなる矛盾に納得するなにかを見落としているのだろうか?
8話あたりから、急速に興味をなくしてしまった。
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2026年・日本、韓国
原作:『ガス人間第一号』(監督:本多猪四郎/脚本:木村武)
監督:片山慎三
脚本:ヨン・サンホ、リュ・ヨンジェ
出演:小栗旬、蒼井優、広瀬すず、林遣都、UTA、竹野内豊、こばやし元樹、青木瑠璃子、芹澤優、茜屋日海夏
主題歌:愛しのエリー(サザンオールスターズ)
製作:東宝、WOWPOINT
配給 / 制作:Netflix
あらすじ(400文字以内):
生放送中のテレビ番組で、出演者の身体が突如として膨張し爆死する未曾有の殺人事件が発生する。
犯人は、自らの身体を自在にガスへと変化させる能力を持つ《ガス人間》と名乗る男であった。
男は次々と連続予告殺人を実行し、実体のない恐怖で社会を大パニックに陥れていく。
謹慎処分を解かれた刑事の岡本賢治と、事件を目撃した報道記者の甲野京子は、犯人逮捕と真相究明のために奔走する。
捜査を進めるなかで、二人は「ホワイトセンター」と呼ばれる組織をめぐる巨大な陰謀と、裏に隠された驚愕の真実へと近づいていく。
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KINCHOのシンカトリ、ちっとも働かない。
毎日、蚊に食われ放題である。
どんだけ限定された環境でテストしてんだよ!
クソだ、こいつ。
“ハラスメント”はめちゃくちゃやっかいだけど、
キライな子の面倒をみようとしない理由として、
とても使い勝手のいいワードである。
「価値観ちがいすぎてハラスメントしそうなので、
距離置いてるだけです。自己防衛です」
みなわたしの性格がめちゃくちゃキツイの知ってるから、
だいたいこれで、撃沈できる。
自己都合で転勤してきて、
関西の仕事をせず、
「関西って!」と神奈川の田舎者が関西の田舎っぷりをディスり、
未経験者で、
新婚で、
韓国好きで、
お金が大好きで、
ビーガンで、
下戸。
共通点いっこもあらへん。
なんの会話もできへんわ。
どだい無理やこんな女。

