突然、Xの流れてきた見たことのない能の動画。
桃をくわえ、悲しげで、怒りに燃えた表情のイザナミノミコト。
これは、ただごとじゃないぞ、とさっそくチケットを購入。
中之島美術館で開催されている「驚異の部屋の私たち、消滅せよ。」の
展示イベントとして開催された創作能である。
中之島美術館で、このようなイベントを実施していることにも驚いたし、
こんな広いイベントスペースがあることにも驚いた。
そして、ホールには簡易的な能舞台があり、
中央の舞台はゆるやかな傾斜がつくられ、
舞台そのものは真っ白に塗られている。
そして舞台奥には桃の木の写真が。
観客は、アート系に造詣が深いひとたちが多く、
古典を愛する人たちが多くみられたのもおもしろかった。
※服装が個性的な人が多め。
そしてはじまると、年配の女性がすり足で舞台中央まできて、
膝を折って座る。
黒子があらわれ、女性に羽織をきせて頭に2着の着物をていねいに被せて照明が落ちる。
あぁ、難しすぎて断念していた能楽に、
こんな新しい演出があるなんて!というか、能楽も自由にやっていんだ?!という驚きからはじまる。
そして翁があらわれ、年配女性の頭の着物をはがしとってあげてた。
どうやら三途の川の奪衣婆と懸衣翁の噺らしい。
そしていつのまにやら古事記の天地創造から国造りのシーンになり、
イザナミノミコトが加具土命を産んで黄泉の国へ行ったところからクライマックスへ。
黄泉の国へ行ったイザナミノミコトを渡邉尚が演じるのだが、
イザミギノミコトと対峙する場面の身体能力がお見事だった。
悲しみと、戸惑い、怒りを
獣のような動きで表し、桃を口にくわえてジャグリングをし、
陶器の骸骨を床に打ち付け、イザナミノミコトを追い払う。
能はなんども理解しようとした、
でも、言葉が一つも拾えないうえに、仕草が持つ意味も理解できなかった。
だからこの現代に寄せた表現はとても、感銘をうけた。
金峰山寺が衰退を危惧して秘仏を山から降ろして展示した時期でもあり、
伝統をカタチを変えずに守り、継承者も観客も失い消滅を待つのか、
広く、長く文化を継承するために、規則や戒律を現代に寄せていくのか。
わたしは、すばらしい伝統芸能は末永く続いてほしいから、
時代にあわせて崩すことも必要だと思う。
ただ、超古典もそのまま残しながら、新しいチャレンジも必要だと思う。
だから、この舞台にはとても感銘をうけてしまった。
息を殺して、二柱の神の対峙をみてしまった。
舞台終わりで、作・演出家のやなぎみわが話されていたが、
“どうしてたくさんのマテリアルを産んだイザナミが、穢れとして扱われたのか。きっと後から書き換えられたのだと思う”
という視点に、ハッとした。
日本の男性が、女性を蔑視・軽視した根底には、
古事記があるのかもしれぬ。
でも、その昔は卑弥呼と言う絶大の女王が国をおさめていたのだから、
奈良時代に政治家が女性を押さえつけるために、かきかえたのかもしれない。
いろんな解釈があって、おもしろいな。
日常に、こういう刺激がほしい。
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驚異の部屋の私たち、消滅せよ。
関連イベント 「黄泉平坂(よもつひらさか)〜排斥と遊戯〜」
2026年5月30日
@中之島美術館 1階ホール
作演出:やなぎみわ
懸⾐翁‧男神イザナギ:安⽥登(下掛宝⽣流ワキ⽅能楽師)
奪⾐婆‧⼥神イザナミ: ⾦沢霞(琵琶奏者)
⼥神イザナミ :渡邉尚(⾝体研究家‧サーカスアーティスト)
あらすじ:
「男神イザナギ ⻩泉平坂にいたりしとき ⼥神イザナミ 追いきたり」 やなぎみわ作・演出による創作能で、黄泉平坂で女神と男神が対峙する物語です。 今回の舞台では、排斥された⼥神が、本来の姿を現して男神に対する姿が⾒どころです。どうぞお見逃しなく!
驚異の部屋の私たち、消滅せよ。|関連イベント
— 大阪中之島美術館 (@nakkaart2022) May 5, 2026
「黄泉平坂(よもつひらさか)〜排斥と遊戯〜」作演出:やなぎみわ
チケット好評発売中!
「男神イザナギ ⻩泉平坂にいたりしとき ⼥神イザナミ 追いきたり」
やなぎみわ作・演出による創作能で、黄泉平坂で女神と男神が対峙する物語です。… pic.twitter.com/nveFgoJ4kJ
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花中毒になりかけている。買いすぎ・・・。
なんにも予定のない日曜日。
掃除して、洗濯して、スーパー行って。
「梅のたたき」作って、レビューを5本かいて。
あっという間に18時半!
ぜんぜん映画みれないじゃん。
めっちゃ映画みたかったのに。
くわえてなぜかここ1週間、9時ぐらいまで寝てしまう。
どうしたんだろうか?
ビビは、ウェットを1時間で完食してしまう。
急に気温があがったせいで体調不良の一種だろうか。




