購買意欲をあおる業界の片隅にいるため、複雑な気持ちでみる。
ファストファッションをはじめとする、大量の着られない服をごみにしてしまうこの生産しすぎの状況を嘆く問題提起型のドキュメンタリー。
アメリカでは、売れ残った商品は、服でも、靴でも、食品でも、
黒いビニール袋に入れて、道路にごみとしてだすのだそう。
それを拾って、転売するひとがいるから、ずたずたに裂いて捨てるのだとか。
そもそも需要を上回るほど生産する必要があるのか?
ファストファッション業界からでるごみは、
処理するのが困難。
リサイクルなんて本当はされてなくて、ほとんどがゴミ捨て場で山積みにされている。
化学繊維を使っているから、自然分解されなし、
燃やしたら有害物質が放出されて温暖化になるし、
粉砕して海に放棄したらプラスチック問題になるし、ろくでもない。
Amazonで「今すぐ購入」の仕組みを考えた人や、
ナイキで副社長をつとめた人などが登場して、
企業の行き過ぎたマーケティング戦略に一石を投じる。
SNSでは、必要以上に物を買い動画をあげて視聴者数を稼ごうとする人がいる。
インフルエンサーもこの問題に加担している、と。
問題提起としては、いまひとつピンとこなかったが、
「どうやってモノを売っていくか?」でなく、
「どうやってロスをなくしながら、企業を成長させるか?」を考える時代だ!ということかな。
食品ロスはたしかに浸透してきてるけど、
モノに関してはマダマダだな。
でもわたしは、企業はなぜ成長し続けなければならんのか?という疑問にいきつく。
社員の給料を増やしたいという動機ならわかるが、
事業を拡大したいとか、上を目指したいという動機なら、
それはもう戦争と侵略と同じ構図だよね。
競争意識が、こんなコトになるのだろうけど、
人間がいっせいに競争をやめるのはムリだよね。
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