落語 立川談春独演会 たがや / 小猿七之助/ 景清 | 気むずかしい いろいろ

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後輩、神社・読書・心理・呪いと祟りも。

お盆の最中に、仕事の超本番が入り、後輩は新婚旅行でいないから、

シフトで入れるのはワタシだけ。

わたしだけだと不安なので、営業サイドの部長が補助に入る。

 

で、わたしは談春の落語があるから、森ノ宮キューズモールとかで

リモート参戦すると言うたのだが、

昨今のドコモ電波は調子が悪すぎて途切れる可能性もあるから、

会社から参戦してくれと。

 

開演15時。仕事終了14時半。

きっちり終わってくれりゃいいのに、カリスマかなんか知らんおっさんが、

今後の流れの確認と、マインドの確認をしやがる。

30分終了が、45分終了に。

 

開演まで15分。もう遅れるのは決定で、前座で小春志が演るのは知っていたから、

最悪15分ぐらい遅れても大丈夫だろうとタガをくくる。

 

本番後のMTGが終わり、急いでタクシーのって、かけつけたら8分遅れ。

小春志の一席が、終わる寸前!

 

ギリギリあぶなかったーと思ったら、

談春さんがでてきて「今日は3席やるから、小春志に短くしてくれとお願いした」と言うてはった。

あぶねー、あぶねー。

仕事より、絶対的に談春さんの落語優先なのだ。

マクラも一言も聞き逃したくない。

 

◆たがや

もちろんはじめてきく。ものすごく威勢のいい江戸っ子の噺。花火大会の日、橋に大勢の見物人がつめかけているところ、えらそうに武士がお供を連れて橋を渡ろうとしたところ、急いで橋を渡りたかったたが屋の職人が侍の前を横切ってしまった。本来、即首がとぶところだが、たが屋はキレた。侍にキレた。今でいうところの反乱軍にたいなかんじ。絶対的権力者を前に、屈しなかったたが屋。たくさんの人が死に、描写が細かくスプラッター落語やった。おもろかったー。

 

小猿七之助

これもサスペンスホラーやったわ。はじめて聞く。芸者と船頭がふたり、船でもどっていた時、ドボンと誰かが川に落ちた音がし、近寄ってみると若い男が溺れかけていて・・・。ばくちで騙され絶望した若い男と、若い男の秘話に耳を傾けながら豹変する船頭と、船頭の悪事を静観しながら自分が生き延びる策とっさに練る芸者。怖い話だった。

 

◆景清

これは、目が暗い人の噺。神に悪態をつくシーン、めちゃカッコよかった。辛気臭くなくて、歌をうたいながら、いい加減に杖をつきながら陽気に歩く定次郎のキャラ、よかったな。いま、軽く調べたらこの噺、上方の噺で、参拝していたのは柳田観音と清水観音だったよう。そら、ご利益高そう。

 

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2024月8月12日

@森ノ宮ピロティホール
立川談春独演会 たがや / 小猿七之助/ 景清