さすがに、さすがにもうアクションシーンは少なくなった。
タイトルにある9秒で終わらせたのは、1回こっきり。
あとはけっこう、雑な殺し方やったと思うねん。
今回は、イタリアのアマルフィーやアトラーニに舞台を移して、
アクションの少なさをきっちりごまかせるほどの
美しい街並みやったわ。
あの階段をのぼったり、降りたりするのは、高齢者にはどえらいシンドイやろうけど、
あんな景色をみながらの暮らしは、どんな感情になるだろうかと想像するも、
想像力が及ばない。
アトラーニは、アマルフィーから徒歩15分ぐらいの隣町なのだが、
アマルフィーほどカラフルじゃない町で、
あまり観光化されてないんちゃうかな。
だから、マフィアどもに目をつけられたという設定にしやすかったのかと。
旅行に行ったら、あないに階段のぼられへんってなって、
結局下から見上げてるだけになりそうな、急こう配。
上まで道路はあろうだろうけど、階段のぼったら1000段はありそうやわ。
というカンジで、アクションよりも、街並みをながめて楽しかった映画。
そういや、邦画で「アマルフィー」っちゅう映画あったけど、
あの時は、天海祐希の役どころがあまりにも添え物的やったから、プンスカしたの覚えてる。
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2023年アメリカ
監督:アントワーン・フークア
出演:デンゼル・ワシントン、ダコタ・ファニング